Fanatic さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
お笑いって難しい……
女の子たちが、何かの目標に向かって頑張る日常系は好みのジャンルなのですが、これはちょっと……。
うーん……二話でリタイアでした。
原因のひとつは、他の方も書かれていますが、ネタの寒さ。
もともとそこまで期待はしていませんでしたが、それにしても……という内容。
そもそも、本職の芸人でもない声優さんがいくら頑張っても限界があるでしょうし、ネタの部分にそこまで尺を使うとは思ってなかったのですが、意外とガッツリやってるんですよね。
「昭和元禄落語心中」もそうでしたが、あちらは落語ということもあってネタ自体は完成されたもの。加えて声優さんも頑張っておられたので、笑えるというよりも「凄いな~」と感心しながら視聴してました。
しかし本作の場合、一話からしんちゃんのよく分からない物真似のてんぷら。
一周回ってクスリというのも分からなくはないですが、寒さウケを狙うにしてもちょっとしつこ過ぎる気がします。
二話の舞台シーンはいくらかマシでしたが、それとて本職の芸人さんには遠くおよばず。そういう設定ですからそれはそれでもいいのですが、素人漫才を観たくてアニメを観てるわけではないので、もう少し上手くカットできないものかなぁ、と思いました。
個人的には「じょしらく」のように、ネタ披露のシーンは一切すっ飛ばし、楽屋や日常パートでの掛け合いやキャッキャウフフをフォーカスして欲しかったな。
というより、それに近い構成にしないと失敗するだろうと思っていたので当然そうしてくるかと思ったのですが、悪い意味で予想を裏切られました。
劇中作なんてなくても、女子高生の成長ストーリーの書き様はいくらでもあるのでは?
リタイア原因の二つ目は、日常パートのつまらなさ。
ネタが寒くても設定上はそれで順当なのでまだ我慢できますが、肝心要の日常パートでも見るべき部分がないのでは、何のために見ているのかわかりません。
美水かがみさんが企画から参画しているとのことで、キャラデザも含めてなるほど雰囲気は「らき☆すた」と似てはいますが、らきすたのようなあるあるネタや風刺ネタ満載の毒のある面白さは皆無。
あのノリで漫然と日常シーンを観せられても、似たような作品が溢れかえっている昨今、古臭さだけが目立って内容がほとんど頭に入ってきませんでした。
作画も、悪いとまではいいませんが、あのキャラデザですから抜いた印象は否めませんし、正直、どこを楽しんで良いのかよく分からない作品でした。
途中リタイアのため、評価は保留とさせて頂きます。