シボ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
雑魚にも重力子放射線射出装置~!!
遠い未来、人類が機械に駆除される側になって久しい都市での物語。
ターミネーター達が作られている未来の世界観に似てるのかな~?。
そんな未来都市で人間を駆除するシステム「セーフガード」から身を潜めて暮らすある村の子供達が、飢餓寸前までに追い込まれて食糧を求めて旅に出るところから物語が始まります。
彼らの装着している装備によって廃都市の様子と共に様々な情報が
ARのように表示され、視認出来ます。
そんなゲームのコックピットから観るような映像の美しさ、アングルの
カッコよさに序盤から引き込まれます。
子供達だけの無謀な旅はすぐにセーフガードに発見されることに
(セーフガードのロボ、能面のような仮面被ってるみたいだしゴキブリ
みたいな動きで接近してくるのめっちゃ気持ち悪いんですけど~)
武器で対抗するものの数の多さに仲間がやられていきます。
子供達の中でもリーダー的な存在のづるが
やられる寸前に、圧倒的な武器でセーフガードを一掃した
キリーに救われます。
キリーに促されてヘルメットを外して顔出しする づる。
頬を赤らめちゃって、めっちゃ可愛い女の子じゃないの~。
キリーは都市の暴走を止められるネット端末遺伝子の保有者を探して
この都市内を一人で旅しているらしい。
キリー目線だと情報が文字にして出るので、その文字を追えば状況が
わかるようになってます。
づるはキリーを村に連れて行くことにします。
村ではおやっさんと呼ばれる村長に客人として迎え入れられることに。
部外者を警戒する大人達のなか、子供がキリーに飛びつくと、
チョコレート(じゃなくてスティック型の食糧)を手渡します。
なんか観たことあるシーンだなって思ったの私だけ?
外の情報を全くわかっていない村人たちは、村の下の階層で上半身の
ミイラのような姿で眠るシボを発見します。
科学者であるシボの話によって少~しだけこの世界がこうなってしまった経緯とこの状況を打破する方法がわかってきます。
自動工場で自らの体を再生?させたシボ
(前髪ぱっつんのストレートヘアーで長身。モデルのようなスタイル
冷静な感じでカッコいいじゃないの!)
カギになる偽装端末を作って村に持ち帰ります。
村ではタエをコピーして侵入していた上級セーフガードの
サナカンの容赦ない攻撃が突如はじまります。
(あの表情でビーム撃ちまくる姿はちょっとカッコいいなって思っちゃいました)
そしてバトルのシメはキリーの重力子放射線射出装置です。
あの映像と音の凄さはテレビで観ててもビリビリきたので、映画館だったらさぞ凄かったんでしょうね~。
サナカンを倒したものの、せっかくカッコいい姿になったのに
シボが片手のロボになってます。
もはや頭脳さえ残ればなんでも良い世界なのかも。
そしてシボのおかげでなんとか村以外での安住の地を
確保してこの物語はラストへ。
下階層のその地へ向うエレベーターに乗り込むづる達。
そんな中、迫りくるセーフガードを前にキリーは一人背をむけます。
一仕事を終えて出ていくその姿。
(この感じ7人の侍?荒野の7人、シェーンカムバック?古いか・・)
最後にづるはの孫が出てきて、その昔、伝説の男キリーがいたって。
ここはインディアンの部落だったのか?
そういえば村人の髪型も服装、儀式とかもそれっぽい?
なんか未来の話なんだけど懐かしい気持ちになったラストでした。
振り返って、とにかく映像、バトル、世界観のすべてカッコ良かった。
づるはひたすら可愛いし、シボ(前髪ぱっつんの時ね)もクールだけど
意外と優しいし、キリーは無表情ながらもカッコいい。
理解半分以下と思われる設定やストーリーは原作を読んでみたくなる
し、面白い世界観だなって思いました。
シドニア映画版も予定あるみたいなのでそちらも楽しみです。
全くの余談ですが、私のハンドルのシボは学生時代から好きで使ってるネームでこの作品のシボとは関係ありません。
(ただシボが素敵なキャラだったのはなんか嬉しかったな~)