lumy さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
原作の先読みを推奨。
原作未読、アニメ全話視聴で挑みました。
これだけ各メディアで煽られると、
いちアニメファンとしては眼に入れなければという
義務感で行ってしまいましたw
観終わった感想は・・・なんかモヤモヤするw
何というか、泣く気満々だったのに、
泣かせてもらえませんでした。
(会場では泣いている人が一杯いましたけど)
ということで、分析してみます。
【良かった点】
●「うん、作画はいいぞ!」
作画はね、心配しなくて大丈夫です。
すさまじい劇場クオリティです。
IMAXで観ましたが、後半パートは
少し高い鑑賞料分の価値はありました。
●「声優博覧会だな!」
新キャラが何人か出てくるのですが、
これまた豪勢ですね。
耳が喜んでおりますw
●「日野さんの当たり役だな!」
煉獄役のCV日野聡さんは、声質といい、演技力といい
完全にはまってましたね。
アインズ様が脳裏に浮かびますが、
こちらは生身の人間なので緊張感がありましたw
【悪かった点】
●「うん、聞いてなかったな!」
本作は、主に前半と後半パートがあるのですが、
原作未読の私は、後半パートに面食らってしまいました。
現在、巷で流れているプロモーションは下弦の鬼を
前面に出していますが、後半で雰囲気がガラッと変わります。
つまり、{netabare}上弦の鬼が出てくるなんて思いもよらず、魘夢との白熱した戦いが描かれるのかと思っていたので、{/netabare}
後半パートについていけませんでした。
これは、ちょっとプロモーションがいけない気がします。
●「うん、PG12だな!」
テレビ放送はR15ぐらいの過激な描写がありますが、
劇場版はそれが抑えられていますね。
見やすくなった反面、緊迫感が少し物足りません。
●「ちょっと尺が足りなかったな!」
空前の鬼滅ブームにより、
儲かる劇場版が急遽決まったのかもしれないですが、
煉獄杏寿郎は良いキャラなので、
もう少しじっくり描いてほしかった。
たぶん、テレビ放送でやっていたら、
あと3話は追加されていたと思うので、
駆け足感が否めません。
ということで、本劇場版を楽しむコツは、
ネタバレを恐れず原作を予習してから行け!です。
原作のあのシーンがこんなに迫力ある映像になったという
感動を得る方がおススメです。
(逆に、煽られて劇場版だけ観に行った人は
楽しかったのだろうか・・・)