take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
おもしろたのしかった。
ネトゲな大人のおとぎ話。
ちょっと茶化したような言い方だけれども、茶化してはいない。
ネトゲとリアルの交差がご都合主義。
否定的に聞こえるかもしれないけれども、ディスっているわけではない。
面白くて、楽しくて、かわいくて、羨ましかった。
個人的にはとっても好きな作品(能登さんパワーで多少の割り増し有り)。
私は他のネトゲ作品の感想でも書いていたけれども、
若かりし頃大規模MMOで遊んでいた。
それも、課金上等、対人有り有りの殺伐としたゲームだったけど、クランにも所属していたし、クランHPなんかも作っていた。とても楽しんで、当時は一生懸命やっていた。
なので、ネトゲとか、ゲーム内のみの付き合いにも悪い印象は無い。
そのせいか、割とこの手の作品は好意的に受け止めてしまう感がある。
さて、それにしてもこの作品は主人公の盛岡森子の声優が能登麻美子さんだという事で・・・まんま「ネトゲの爽子」って感じでした。
本当にすさまじいばかりの声優さんパワーです。
NEETの三十路の女性という設定なのですが、出会いや人間関係に積極的になれず、自虐的な要素を持ち、たまにSD化してジタバタする様は寄せていっているのかもしれませんが、爽子にそっくりです。
「君に届け」的な要素がお好きで、ネトゲネタに抵抗がない方は能登さんVOICEを楽しみながら観れるのではないでしょうか。
音楽もとてもキャッチーでちょっとクセのあるOPが楽しいですし、
EDも盛森を眺めて愛でていればいいんです。
OP>EDっていうパワーバランスでしょうか。
全話観終わっての感想は、正直、もう少し盛森のジタバタぶりを観ていたかった気がしました。
でも、ネトゲのキャラクタが手をつないで歩いていく二人を見守るラストはふうわりと余韻を残すもので、ほのぼのしました。
そんなにメジャーなタイトルではないのかもしれませんが、ラブコメ好きで、ネトゲネタに抵抗がない方は観てみてもらえばうれしいです。
機会がありましたら、ご覧ください。