「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(TVアニメ動画)」

総合得点
87.0
感想・評価
746
棚に入れた
3333
ランキング
174
★★★★☆ 4.0 (746)
物語
3.9
作画
4.0
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.1

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 原作は未読。
 1期の良識や道徳に訴えかける解決法を嘲笑うかのような自虐的な方法で問題解決に
当たってきた比企谷 八幡に対して、2期はそれを否定するような方向性を打ち出してきたが、
完結編である本作は妥当と言うか、無難と言うか、そんな印象の締め方。
 「本物」や「共依存」などのキーワードが飛び交っていたが、身も蓋もない言い方を
してしまうと、良く言えば成長した、悪く言えばすれたという、10代にありがちな経験を
描いただけなのかなと。
 八幡にしろ、雪ノ下 雪乃にしろ、こじらせ方が激しかったゆえに特殊に見えたけど。

 恋愛方面に関しては比企谷に好意を抱く女性が複数と、ちょっとしたハーレム状況に
なっていたが、結局はメインヒロインである雪ノ下とくっつくことでなるようになった感じ。
 他の恋愛もののレビューでも書いているが、1対1ではない作品の場合、割と妥当な
組み合わせでない方が喜ぶ方なので、個人的にはいまいち面白みには欠けた感があったけど。
 この雪ノ下ルートに進むための他のヒロインに対する展開だが、由比ヶ浜 結衣や一色 いろはは
自ら察して身を退いたり、平塚 静の転任が決まったりと尺的に時間が押したのか、まあ
残務処理的に感じられてしまった。

 クライマックスの一つである比企谷の告白だが、その仰々しい言葉に
「これじゃあプロポーズだよ」とびっくりしてしまったが、よくよく考えると若い頃の方が
純粋な分、「永遠」、「生涯」、「運命」といった凄い言葉を使いがちで、そう考えるとそれほど
とんでもなくもないか。
 むしろこう言った言葉は後々に重くなってきそうで、野暮を承知で言うと作中のいろはすの
言葉じゃないけど、大学生ぐらいにどちらかが変わるとこの辺の重さの捉え方の差異で
あっさり別れてしまうこともありそう。
 もう一つ驚いたのは付き合いだしてからの雪ノ下の変わりよう。これは本質的なものはこっちで、
今までがこじらせて頑なになっていたのか、それとも恋愛初期によくある一時的な
ハイテンションなものなのか。

 1期2期のレビューでも書いたが、作品舞台が自分の生活圏というのが個人的お楽しみなのだが、
本作で家から数分の場所が出てきたのはさすがに驚いた。

2020/10/22

投稿 : 2020/10/22
閲覧 : 203
サンキュー:

6

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