「ひぐらしのなく頃に(TVアニメ動画)」

総合得点
88.3
感想・評価
4995
棚に入れた
22078
ランキング
118
★★★★☆ 3.9 (4995)
物語
4.2
作画
3.5
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.0

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ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

先に旧作見ることにしました。

ひぐらしのなく頃に業3話まで見ていたところ、
どうやらリメイクではなく新作かもしれないという意見を色々な方から聞きまして、旧作から先に見ることにしました。

恐らく推理しながら楽しむものだと思うので考察しながら見ていきたいと思います。
考察の足跡を残しながら視聴していきますのでネタバレにご注意ください。

1話~4話について
{netabare}
鬼隠し編?
業の4話はまだ見ていないが、少なくとも途中まではほぼ同じ展開でしたね。
リカちゃんと謎のキャラクターの登場シーンがないくらいでしょうか?
とりあえず旧作見終わるまでは業4話はお預けにするつもりです。

大前提として、ノックスの十戒は念頭に置きたいと思うが元が同人作品のようなのであまりこだわりすぎないようにはしたい。

まずレナと魅音についてですが、「おやしろ様」なるものに取りつかれて操られていた可能性が普通にありますが、基本的に霊に操られるだの魔法だの超常現象があることを前提にすればなんでも超常現象で片付けられてしまうので推理ものとして破綻している。そのためオヤシロ様に取りつかれたとか呪いとかは考えないものとする。

操られたわけではないとしたら、多重人格があり得るがこの可能性は低いと考える。根拠もあるが長くなるので省く。

レナと魅音の言動に注目すると、急に人格が豹変する時以外の言葉は特に危険なところはなく、純粋にケイイチを心配しているように見える。
それが何故豹変するのか?多重人格はあり得ないと私は思う。
多重人格でもない、取りつかれたでもない。でも豹変する。何故か?

そもそもレナと魅音はケイイチに危害を加える気があったのだろうか?
ケイイチが謎の男達に襲われて、目が覚めたら自宅に運ばれていて魅音とレナがそばにいた。
もし魅音とレナがケイイチに危害加えるつもりなら、わざわざ家まで気絶した男を運ぶだろうか?女の子2人で運ぶのは相当大変だと思う。
怪しい注射器を持っていたが、中身が何なのかは不明だった。
もしケイイチに危害を加える薬ならば、気絶している間に注射すればいいのでは?
注射して殺すつもりならば、ナタを持って脅したり、おはぎに針を入れて警戒させるメリットなんてないはず。
それに、ケイイチは男だし凶器のバットも近くにあった。本当に襲うつもりだったのならバットを奪っておくか隠しておくはず。女の子2人で抑えきれるとは普通は思わないだろう。

4話でケイイチが下校中にレナがナタ持って近づくのを隠れて見ていたら見失ってレナが背後に回っているシーンだが、あんなことが可能か?
その時にナタを振り下ろさなかったのは何故か?殺すつもりならやっちゃえばいいのに。
あと、犯人があんなあからさまな凶器を堂々と持ち歩くのも間抜けすぎる。
それはミステリーじゃなくてホラーだ。

そのあと3人組の男に殴られて気絶して、レナと魅音で家まで運ぶという流れだが、3人組の男は気絶させた後にどこ行った?
それとも男達が家まで運んだ後に姿を消した? 何のために?
レナ魅音殺害後、男にまた追われているけど、レナ魅音とグルならこんな展開になるわけがないんですよ。何しろ気絶させている間に拉致すればいいのですから。
普通に考えたら、レナや魅音に目撃されて逃げて行ったと考えられるが、その場合3人組とレナは少なくとも共犯ではないということ。
むしろ男達から助けてくれたという可能性まである。

ドアに手を挟んで謝罪するシーンもレナの声のトーンとか色々おかしいとは言え、チェーンが壊れそうな様子もなかったし、レナのほうから危害加えるのは不可能な状態だった。

学校での素振りシーンでもレナも魅音もケイイチが去年消えたさとしと同じことをはじめたのが怖いって言っていた。
でもケイイチは聞く耳を持たず素振りを続ける。

そもそも2人にケイイチを殺す動機があるとは思えない。
村の秘密を嗅ぎまわっているからとか、よそ者だからって言うのなら警察に犠牲者が出ていないのがおかしいし、やはりケイイチをわざわざ家まで運ぶより倒れていた場所?で殺害したほうがはるかに効率的だろう。

以上の理由から、2人はケイイチに危害を加える気はないと思う。
そうなると2人が時々豹変するのはどういうことなのかを考える。

まあ長々と書いたが、はっきり言ってケイイチの様子のほうがよほどおかしい。
率直な印象としては、全部ケイイチの被害妄想じゃないのか?と私は思った。
被害妄想が酷くなりすぎて幻覚まで見るようになったということではないか?
もしくは夢オチか? さすがに夢オチは勘弁してほしい。

現実にある精神的な病気で、被害妄想が強い病気とか幻覚作用のある薬などがある。その症状なら相手が自分を攻撃しようとしているという被害妄想を抱いても不思議ではないので、私の推理としては、ケイイチはなんらかの精神性の障害を負ったのではないかと言うことです。
レナとか魅音が急に豹変して声のトーン変わるところとか、幻聴の兆候とも考えられます。
つまりケイイチの被害妄想なのではないかということです。

そう考えると、大抵の現象は見間違いか幻覚ということになるので説明がつくんですよね。
ケイイチが正気であると仮定すると、どこかに矛盾か不合理が発生するのですが、ケイイチが正常ではないと仮定するとしっくりくる。

主人公がケイイチでケイイチの視点で物語が進行するからレナや魅音がおかしいように見えますけどね。

というわけで結論。
レナと魅音の豹変はケイイチの被害妄想だと推理しました。

続いてラストのシーンですが、圭一のメモが破り捨てられています。
破られた内容は、バラバラ殺人の被害者が生きている、トミタケの死因は未知の薬によるもの証拠の注射器はコレです。
そして注射器もなくなっているが、貼ってあった痕であるテープはそのまま。普通はテープも剥がすはずだがあえて残したのだろう。

この記述の両方あるいはどちらかが都合が悪かったということでしょうかね。
ケイイチがメモを貼ったのはレナとみおん殺害後であるため、普通に考えればトミタケを殺した人物の主犯か共犯者がレナ・魅音以外にいるってことですよね。
また、メモを持ち去らず綺麗に破って貼り付けたところから破った人は時間的な余裕があったと思われる。医者の人が訪問しているが、医者本人かあの前後にケイイチの家に入った人だろうか?


{/netabare}

5~8話 
{netabare}
綿流し編?
魅音の双子の妹詩音なる人物が出てきた。
どうしよう、ややこしいことになった。
1~4話に出てくる魅音は実は詩音だったとかいうノックスの十戒無視したトリックはないですよね?さすがにそれが真相だったらこの作品の評価は1にせざるを得ない。

とりあえず綿流し編では双子について言及されているから、綿流し編だけの設定ならいいとは思うが。
鬼隠し編のことはとりあえず置いとくべきか。

綿流し編は、言うまでもなく双子入れ替えトリックが軸でしょうね。
証拠が少ないのでほぼ憶測でしか語れないのが残念ですが

まず祭具殿に潜入したという理由で4人が殺される対象になるというのはあり得んでしょう
実際に殺しているのは魅音か詩音なわけですが、どちらが犯人にしても殺されているのは祭具殿侵入とは関係ない人ばかりだし、そもそも全員同じ人物に殺されたとは限らない。
圭一や詩音が相談したから殺された?そんなバカな。
もし魅音が犯人だとしても、祭具殿を汚した侵入者を殺すのはともかく、相談された人まで殺すのは意味不明。
真犯人が魅音なら詩音の被害妄想、詩音なら嘘と言うことになる。

恐らく詩音か魅音の片方の失踪は警察の言う通り綿流しの晩に起きたのではないかと思う。
それ以後は一人で二役を演じていたのではないだろうか。

圭一は詩音が失踪したことを警察から聞かされてそのことを詩音に指摘したら詩音が豹変した。
ということは、綿流しの晩に片方が失踪したのは事実だと思う。

園崎家の地下での出来事の後、圭一は雛見沢から出ていく
魅音は数日前にすでに死んでる。鷹野さんは綿流しの日にはすでに死んでいた。
さて、死んだはずの人が動くという現象が多発しているわけですが、
死人が動くわけはないので、どうすればつじつまが合うのか考えていこうと思う。

何が真実で何が嘘なのか、真実に嘘が混ざっているから難解になっているのだと思う。
正直、誰一人として確実に信用できる人物がいないので誰の言葉を信じるのかによってだいぶ考察は変わるが…。
圭一とか大石刑事ですら全面的に信用していいか疑わしいので。
ただ、今回の圭一は鬼隠し編よりもだいぶ冷静な気はする。
綿流し編を見たことで、鬼隠し編の圭一はやっぱり精神的にどこかおかしくなっていたんじゃないかって推測が強くなった。
というか、もしかして綿流し編の狂気にかられた魅音は、客観的に見た鬼隠し編の圭一の姿ってことだろうか?そんな気もする。
まあ、鬼隠し編と綿流し編の舞台設定が全く同じであることを前提とした場合の話だが。

とりあえず、鬼がとりついただの、おやしろ様がとりついただのは問題外として、現実的にありえる線を追いたい。
(実は本当におやしろ様がとりついて悪さをしているというのが真相な気もしてきたが、それでは推理にならないので、あくまでもその可能性はないものとしたい)

まず、警察の言っていることがデタラメだとすると、確定情報が何一つとしてないことになるので警察が嘘を言ってないと仮定したい。(もちろん警察が勘違いしている可能性や嘘の証拠をつかまされた可能性はある)
鷹野さんの死亡推定時刻が合わない件は、実際に祭りの日に会っていることから、見つかった死体は鷹野さんではないという事だと思う。さすがに実際に死ぬよりも前に死亡推定時刻をずらすトリックはないと思う。遅らせるトリックはあるが。仮死状態にして動いていたなんてあり得ないでしょ。
じゃあ鷹野さんはどこに行った?って話だけど、手掛かりはなさそうに見える。
魅音の死亡は、圭一が地下から救出された直後でしょうから、普通に考えたら地下で牢に入っていたのは魅音ってことになるはず。
根拠もあって、拷問する側は「ごめんね、魅音を汚して」と言っている。
つまり圭一が、悪いほうを魅音と勘違いしているからこういうセリフを言ったのではないかと思った。

それか、圭一が気絶している間に詩音と魅音が争って負けた魅音が井戸に落とされて、詩音が魅音のふりをして生活した可能性もあるが、警察は検死をして魅音と断定しているので、圭一気絶中の入れ替わりはないと思いたい。

第三の説として、二人はもとから共犯で演技をしていて二人して圭一をはめようとしたが、詩音が裏切って魅音も殺した説もあり得ると思う。ただこの説だと二人は何のために圭一をだます必要があったのかという疑問も生まれるが。

まあ、双子入れ替えトリックがミステリー界で嫌われるのはこういう理由なんですよね。主人公が見ていないところでなら「実は入れ替わっていた」って言えばいくらでも覆せるのだから、可能性が無限に考えられる。はっきり言って双子入れ替えは反則に近い。ひぐらしは高評価を受けているようだが、本当に大丈夫か?この作品?
双子入れ替えをトリックとして使うのであれば、ちゃんと確定できるようにしておかないとミステリー小説として成立しない。

祭具殿の時に詩音が聞いたドタンバタン言う音はなんだろうか。
圭一には聞こえていなかった。鷹野の話は聞こえているのに?
圭一を怖がらせるための嘘とは思えないので、詩音は幻聴でも聞こえているのだろうか。
詩音が精神的におかしいということの暗示?

富竹さんが鬼隠し編の圭一と同じようにのどをかきむしって死亡したというのはどういうことか?
自殺の方法としてはあり得ないと思う。何か危険な薬物でも接種したのだろうか。鬼隠しの圭一はやっぱり何かを注射されていた?

詩音の死亡は詳細が何もないから不明。


{/netabare}


9~13話 
{netabare}
祟り殺し編
さて、鬼隠し編、綿流し編とパラレルワールドと言うことでいいのでしょうかね?

とりあえず圭一に誰かを呪い殺す能力があるわけがないのでただの偶然でしょう。

この編で鍵となるのは、さとこと圭一と鉄平ですね。

圭一が鉄平を殺害した後、違う世界にワープした説は超常現象なのであり得ないと断定しとく。
鉄平を殺したのが妄想だったという説は夢オチと大差ないので無視する。
これが真相だったら本気で白ける。

やはり現実的にあり得る考察をするべきだと思う。
さて、祟り殺し編で精神に異常をきたしていそうなのはさとこと鉄平殺害を決意した後の圭一ですね。
ここまでで少なくとも精神に異常をきたしていそうなのは、鬼隠し編では圭一、綿流し編では魅音か詩音か両方、それからラストの圭一が当てはまります。そして祟り殺しでは圭一とさとこ
もしかすると、強いストレスを抱えると豹変するのだろうか?
それは何故?

さて、鉄平についてだが、やはり圭一は確かに殺したでしょうね。
圭一の妄想ってことも考えられるけど、この編のさとこは明らかにおかしいので発言が信用できない。
それにクラスメイトが祭りで圭一を見たと証言しているが圭一が祭りに行っているわけがない。

さとこは鉄平が生きているようなことを言ってるけど、
教室で圭一を極度に怖がって幼児退行みたいな現象を見せたところからもわかるように、さとこは精神に異常をきたして幻覚が見えているような気がします。
ということは、鉄平が死んでいても誰かを鉄平と勘違いしている可能性はあると思う。
圭一がさとこの家に行ったときのさとこの状態から考えて、少なくとも鉄平が家に帰っているわけではないと思う。

消えた死体。これは難しい。
実は死んでいなかったか、埋めた場所を勘違いしているか、誰かが移動させたことが考えられる。

鷹野は一体何をしていたのか?
あからさまに怪しすぎるが・・・。
鬼隠し編では不明だが、綿流しでも祟り殺しでも死亡扱い。
本当に死んでいるのか? ただの犠牲者Bには見えないが・・・。

圭一が祭に行っていないのにクラスメイトが祭りで一緒に過ごしたと言っていた件。
先にも書いたが、行っているわけがない。行っているのなら今までのは全部夢だったのか?
鉄平を殺したのが圭一の夢ではなかったのならば、クラスメイトが口裏を合わせて圭一を祭りで見たことにしたのではないかと思う。
もしかして誰かが殺害現場を目撃して圭一のアリバイを作ろうとしているのだろうか?状況から考えて誰かに見られていても不思議ではないと思うが。

しかし、圭一が死体を確かめに行った時の大石刑事の行動は明らかに問題じゃないのか?
個人情報を民間人にペラペラ喋ることも含めて色々とあり得ないね。

大石の行方不明、入江先生の自殺、リカちゃんの殺害。
このへんは全くわかりませんね。何が起きているんでしょうか?

そして最後の毒ガスによる大災害は一体なんだ?
圭一だけ助かったのは、川に転落してあまり吸わずに済んだのだろうか?
まったく状況がわからない。

{/netabare}

14話・15話
{netabare}

これまでの物語とはだいぶ趣向が違いますね。
過去編ということでいいのだろうか。

業を3話まで見たからってのもあってすんなり受け入れられたが
だいぶオカルト入ってますね。

リカちゃんにはかなり特殊な能力があるようですが、
このへんの考察はもはや完全にオカルトなので考えないようにする。
未来予知、憑依、タイムスリップ、転生。
色々考えられるけど、どっちにしろ強烈なオカルト要素。
もしかしてひぐらしについて真剣に考察するだけ無駄なのかもしれないと思ってしまった。

マジでおやしろ様が憑依しているのだとしたら、これまでいろいろ考えてきたことは完全に無駄。
まあ、無駄ってこともないか。


{/netabare}

16話~20話
{netabare}
要するに綿流し編の舞台裏ってことですよね。
真相の見せ方としてはとても面白い手法だと思った。
もう一度、綿流し編を見直してみるとなるほどと思った。
でも、綿流し編自体にヒントが少なすぎでは?

わざとこうしていたのかな。

詩音怖すぎ・・・。
これ、地上波で放送しちゃあかんやつでは・・・。

真相が分かってある程度満足。

{/netabare}

21話~ラスト
{netabare}
レナが壊れるパターンもあったんですね。

「遊んであげるわ、おいで、ナタ女!」
このセリフで爆笑した。
作画がだいぶ酷いアニメではあったけど、視聴してよかった

まだまだ意味不明なところはあるが、それは続編で明らかになるのだろうか。

{/netabare}

投稿 : 2020/10/26
閲覧 : 657
サンキュー:

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