でこぽん さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
居心地の良い場所と心休まる魔法使い
この物語は、とても癒されます。
BGMも心地よく、見終わった後は、いつも暖かい気持ちになります。
主人公の木幡真琴(こわたまこと)は、高校一年生の少女。
彼女は15歳になったのを機に魔女のしきたりに従い、横浜の家を出て青森県の弘前市にある親せきの家に住み、魔法の修行をします。
魔女と言っても真琴は箒で空を飛ぶことと、猫のチトさんと話すことくらいしかできません。
それ以外はいたって普通の少女。というよりも、方向音痴で、すぐ道に迷う情けない少女です。
でも、真琴と一緒だと何故だか心が穏やかになります。
彼女の人柄がとても癒されるのです。
真琴は人が感動することを話すわけでもなく、行動力があるわけでもありません。
ましてや真琴には、女性としての魅力はあまり感じられません。
しかし、のんびり、おっとりとした真琴の話し方や仕草に安心するのです。
おそらく真琴は、子供からお年寄りの方まで、誰からでも愛されると思います。
それは真琴が歳をとってお婆さんになっても、変わらないでしょう。
この物語の舞台は、青森県の弘前市。
この場所も、とても居心地が良さそうです。
真琴がお世話になっている倉本家の人たちも、みんな優しく温かい。
この物語は、安らぎがメインであり、その登場人物がたまたま魔法が使える。そんなアニメのようです。