えたんだーる さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
第3話にしてストーリー的に立て直してきた感じ。なかなか面白くなってきました。→ アニメオリジナルエンドへ…。
[総評]
アニメがかなり楽しめたので、原作漫画を読みました。結論から言うとアニメの最終回で結果が出ているコンバインドの大会については、原作漫画ではまだ継続中なのでアニメオリジナルエンドとなりました。
スポーツクライミング自体は個人競技であるのにインターハイ的な大会だと団体戦の要素があったり、作中でかなりの頻度で「自分と向き合う」ということが要求される状況が描かれたりと、スポーツをテーマとした作品としてはなかなか良いストーリーだったと思います。
変なキャラ付けやそれに沿った二つ名など微妙な点があったり、ときどき怪しい作画が見受けられましたが、テレ朝系列で新規の深夜アニメ枠の冒頭を飾るだけの良作だったと思います。
== [下記は第3話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第3話まで視聴終了した時点でこのレビューを書いています。原作漫画があるらしいです、知らんけど。
いまどきの「女子高生が◯◯をする」な作品の一つで、本作ではスポーツライミングがテーマとなっております。序盤2話では人工的な壁を登る競技しか出てきませんでしたが、第3話では屋外の岩壁を登る様子も取り上げられました。
スポーツクライミング自体は日本国内でもいろいろなところに登攀用の壁が設けられた専用のジム的なものがあってわりと取り組みやすい趣味の一つになりかけていましたし、日本からも有力なフリークライミング競技の選手が現れてオリンピックなどでもメダルが期待されるような状況となっていましたが、昨今のコロナ禍でそれらの施設の営業状況は今は思わしくないかもしれませんね。
第1話では登攀初挑戦の笠原好(かさはら このみ)について、作中でその能力の説明はあったものの経験者の上原準(うえはら じゅん)と比較していささか能力が高すぎという気がしていましたし、第2話ではライバル校の登場人物に関して「クライミング・プリンセス」だの「壁上のバレリーナ」だのの怪しい二つ名がついていて、正直なところこれはどうなんだろうという感じもありました。
しかし第3話でのトレーニングの様子や新たな登場人物などを見て、「まあこれはこれでありかも」という感じに視聴モチベーションが持ち直しているところです。
作中のトレーニングでのうちでも片足スクワットは、いまちょうど右膝手術後のリハビリ・メニューの一環として自身も取り組んでいるのでちょっと親近感を持てたりもしています。
最後まで楽しめると良いなあ…。
== [第3話まで視聴終了のレビュー、ここまで。] ==
2020.12.25追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。
原作で終了していない大会でしたが、アニメで決着させたのは良かったんじゃないかと思います。仮に原作と違う結果になったとしてもこれはこれでアリなんじゃないでしょうか。
原作は使い果たしましたしきっと2期目は考えないで作ったとは思いますが、「作品としてちゃんと終わる」っていうのは大事なことなんだと思いました。