移リ木うらら さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
城平さんのお話はやっぱり面白いのよ!
城平京さんが書いた小説をアニメ化した作品。
城平京さんといえば、「スパイラル~推理の絆~」「ヴァンパイア十字架」!!
「絶園のテンペスト 」は唯一私の好みとは外れていたこともあって、アニメ化決定当時馴染の書店におっきいスタンドがたってるのみて楽園のテンペスト微妙だったしなぁ……と思ってスルーしていたのですが。なんとなーく観ようと思ってアマプラで視聴しました。
開始数分で、いや、なに、これ、面白い!!聞いてないよ!!とかぶりつきになりました。
ただの推理物じゃなくて相手が妖?妖怪?だなんて、しかも真実ではなく相手の納得いくものを紡いでお伝えする感じがすごい面白い。
しかもヒーロー[桜川九郎]には過去に大人の女の姿が……(笑)
またこういう系の女好きなのかよ! と、スパイラル好きは思わずわくわくしました。城平さんが好きなんですかね?知らないけど。
ヒーローとヒロインの関係性が昨今の作品とは違って。
ツンツンというか。ヒーローの方がヒロインに対して一切のデレがなくて、こういう感じのクールなのって珍しいけどとっても好きでした。
何より、ヒロインであり主人公[岩永琴子]ちゃんがドストライク……!
ヒーローのことがとても好きで一途な面もあれば、推理のことになると冷静で自分をしっかりもっていてそのペースを乱さないところだとか、恋敵の位置にいる[紗季]さんに対しての好戦的なところとか何もかもが魅力的なヒロインでした。好き。
物語は「鋼人七瀬」を中心に展開していくことになるのですが、第二の年上の女[桜川六花]さんや、九郎のお家事情なんかも絡めながら最後に展開される虚構推理バトルも面白かった。
結局九郎と琴子がラブラブなのもとっても良かったですね。
ヒロインが好きな人と結ばれるのって大事ポイントです。
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▼個人的なメモ
{netabare}
タイトルにもなっているのでここが見どころ。ではあると思うのですが。
世間的に真実だと定められていることも真実味が増せば真実ではないことが真実として採用されることって往々にあるよなーって思ったのと。
やっぱり選択って自分が選びたい物を選んで良い。自分が真実にしたいものを真実にして良い。真実ってそういうものだから。
真実と自分が反するものでも真実ではないからと責める必要性が全くない。
現象は存在するだけで。そこに純白性はないのかも……。
って思うけど、まだ、反発がすごい。{/netabare}