zeroone01 さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
原作を読んでからの方が楽しめるかも。
TV版視聴済み、原作未読での感想です。
最初に、この作品すっごい人気だし、多分観た人のほとんどは面白かった!って言うと思います。私も嫌いでは無いし、出来れは面白いって言いたいんですがどうしても納得いかない部分もあるのであえて辛口評価します。
まず映画が始まって「え?これ実写??」って思うくらいびっくりしました。とにかく綺麗です。
前半はお決まりのコミカルな部分を入れながら話は進んでいくんだけど、
TV版でもそうだったが私は好きになれません。相変わらずうるさい。
善逸の「敵イヤ~!!」ってもういらないんじゃないの??
あと、煉獄の変な人設定。後半ではいたって普通のカッコいい人だし、キャラが良く分かりません。まぁ子供たちが喜ぶように作ったキャラ設定なんでしょうけど。周りの人たち(大人)はくすくす笑いながら観ていたが、この人たちは鬼滅の刃が大好きなんだろうなって思いながら観てました。
言い換えるならお笑い芸人の単独ライブに、好きって程では無いけど見に行ってしまった感覚。
中盤の下弦の壱との対決、戦闘シーンの作画は相変わらず素晴らしい!
ただ、TV版でも気にはなっていたが、炭治郎の心の声が多すぎる気はします。そこまで説明しなくても観てるこっちは分かるよ?って感じ。あと、欲を言えば禰󠄀豆子と善逸の戦いをもう少ししっかり観たかった。
そして後半。ここからはネタバレです。
{netabare}上弦の参との戦闘、圧巻です!!とにかく凄い!煉獄カッコイイ!!手に汗握る展開で胸が熱くなりました!
そしてラスト、腹を貫かれながらも絶対に離さないと必死に戦う煉獄。
ここで炭治郎、伊之助が加勢に入り、
「いったれ炭治郎!!!」っと心の中で叫びながら観ていたが・・・
え?ええ??逃げられるの??
おいおいおい!それは無いって!!
もう炭治郎が逃げる鬼に向かって何か言ってるが一切耳に入りません。
あんなに必死に戦ったのに何で??
この感じ、TV版の19話で泣くほど感動したのに20話で倒せてませんでしたってオチと同じ感覚。またこの展開かよと正直がっかりしました。20話の方がその後一応倒してるのでまだ良いです。
煉獄が炭治郎達に後は託した的な事を言って死んで行くのに、一切涙は出ませんでした。煉獄というキャラが出て来たと思ったら感情移入できないまま死んでしまうってのもありますが、もうがっかり過ぎて・・・
原作は読んでいないので先の話は知らないけど、この後またこの鬼が出てきて炭治郎達が仇を討ってくれるのかも知れません。
でも、原作ありきなので内容を変える訳には行かないのは分かるが、劇場版という一本の作品としてなら、最後は敵はちゃんと倒して終わってほしかった。
一般的に映画で、ラスボスの四天王クラスに仲間殺されてあと一歩の所で逃げられて終わるって、誰が納得するんですか?って話。
こんな結果なら映画では無く、アニメ2期としてこの後の話も続けて観たかった。
それか、あと一歩では無く、今の炭治郎クラスでは刃も通らないってくらい上弦の鬼ってのは圧倒的に強く、そんな相手と煉獄は互角に闘ったって所を見せて終わって欲しかった。
これじゃ煉獄はただのかませ犬で終わりです。
これ、原作既読で結果を知ってた方が楽しめたんじゃないかと思います。
原作より良かったとか、カラスが泣くとか反則!とかってレビューをたくさん見るので。
とにかくがっかりした気持ちで観終わりました。{/netabare}
長くなってしまいましたが、最初にも言いましたが決して嫌いでは無いんです。アニメ2期の製作が決定したようなので期待してます。
(3/3 一部修正)