HAKU さんの感想・評価
3.3
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 1.0
状態:観終わった
結局矛盾だらけの寒いまま
自分が大人になってしまったからか、単純に面白くないからか・・・
ヒロインが痛々しいのと、主人公の流されタイプで被害者面ってのが前時代的というか・・・
曲はいいと思うけど。
ヒロインが何を考え、今の行動をしているか分からないので、全知の粗が目立ってしまうのはまだ置いておきます。
2話{netabare}の意図もよくわかりません。
日常回がやりたいという思いのみな気がしてならないです。
ムダなパロディ、ピアノ奏者を馬鹿にした内容(経過日数的に3日程しか練習していない、しかも練習場所は楽器屋であれだけ弾けてしまう。さらに準ヒロイン?は楽譜見ただけで続きを完璧に弾くという・・)はどうか。 {/netabare}
3話、{netabare}ラーメン回?
妹の空が取り立て屋から逃げている最中に転んでけが→翌朝(?)まで寝込む・・・どんな転び方かな?それで逃げ切れたのかな?
語尾が気になって・・・とかヒロインが言ってたけど、あの説明では「だし」はまだまとも(?)だったでしょう。今そこにツッコむ意味が分からない。
やれることはないか→ラーメン屋を再建・・・その前に警察では?ってツッコミは置いておくにしても、ラーメンの味に文句を付けたり、屋号を変えたり、ラーメン屋としての誇りを真っ向から否定するのはどうなんだろう。
しかも、その役を主人公が?不快感しかないですよね。
テレビの力を借りられるなら、いたいけな女の子が1人で切り盛り、こんな工夫やあんな工夫もやってますで十分な気がする。もともと味は悪くなかったようだし。さらに言うなら、インタビュー等のことから考えて編集ありの番組だと思うけど、即日放送というわけにはいかないと思います。それなのに、お客さんがたくさん来るまでに7日間って・・・。
あと、従業員はあの先輩と妹の空のみ。(主人公は行列見て驚いているだけだったし)あれだけの客をさばき切るのは無理があると思うけど。
最後に取り立て屋が来て武力行使で追い払うけど、足場だけ用意されても、練習したわけでもないステップを一発で踏めるとか、上半身の動きはどうなってるのとか、素人パンチではそもそも当たらないだろとか、最後のクロスカウンターみたいな絵面になっていたけど、都合よすぎにもほどがあるだろうって思ってしまいます。
だったら、神の力でラーメン屋に人呼び込んだとか、取り立て屋に勝ったという方が納得がいくものです。
2話でもそうでしたが、とにかく浅い。そして、今回はラーメン屋を馬鹿にしていると思う。
新キャラの近未来的(?)なやつもいるけど、そちらはまだノータッチで・・・。 {/netabare}
4話、{netabare}麻雀回。
ど素人の主人公が大会に参加する話。
ネット予選はひなが勝ちぬいた・・・いつの間に?
ルールも知らない、役も知らないにも関わらず、点棒を知っていたり、新しい役(?)を勝手に言い出したり・・・麻雀を使って面白いことをしたいということが先行してしまって、おかしなところが目立ちます。
そして、新しい役をオッケーにするとかわけわからないし、そういった新しい麻雀(麻雀と言っていいのか分かりませんが)をしたいなら、なぜ予選をしたのか分からないです。
例えば、てんがんさん?が主催しているネット予選で、誰が強いとかじゃなくて、打ち筋が面白い人をピックアップするなら分かるのですが、勝ちあがった人が大会に参加できるんだから、あのど素人丸出しの打ち方をよしとするはずないです。
そして、わけわからないことをしている主人公に踊らされている他3人・・・可哀そうとか以前に、文句を言わないのかな?
なぜ素直に点数をあげるのだろう・・・というか点数計算はどうなっているんだろうか。だれがどうやって算出しているの?まさか主人公ができるわけないし・・・
なんだか、今回は麻雀が馬鹿にされてしまった感じがします。
途中から本当に観るに堪えなかったですね・・・。
最後に、世界の終わりまで13日しかないのだぞとかなんとかひなが言うけど、お前が言うなって素直に思ってしまいました。
キャラ自体は悪い奴らではないんでしょうけど、シナリオに踊らされていて可哀そうです。 {/netabare}
5話、{netabare}伊座並回。
伊座並さんとお父さんとの間の確執?を解消する回です。
主人公はお父さんとも旧知の仲・・・と言っても、母親が亡くなってから10年近くご無沙汰しているようだけど・・・伊座並さんが外に連れ出そうと試みて成功しなかった10年間をたったの2日で覆してしまうという神業?を成し遂げてしまう・・・。
連れ出すのに伊座並さんの名前を使ったのですが・・・それにしても、お父さんちょろすぎません?
お母さんのビデオメッセージうんぬんかんぬんはあったとしても、外に出ないこと、墓参りに行かないことに納得のいく理由にはならないと思うけど・・・。お母さんの死を受け入れられないから墓参りに行かない、気分が滅入るから外出しない・・・だとしたら、2回ほどふざけた誘いをした主人公の口車に乗せられて外出しようと思うのでしょうか。
麻枝さんの物語の中で、必ずと言っていいほど出てくる生死のテーマが今回です。
大切な人の死はそれだけで涙ものになりますが・・・それは卑怯というものです。
そして、4話までのくだらないギャグ展開からの今回は、もったいなさすぎます。1話構成ってのももったいないです。もっとじっくり扱ってもよかったのではないでしょうか。おそらく1クール構成だから伊座並回は1話のみだったのかもしれませんが、だったらギャグ回がどうにかならんかったのでしょうか。それぞれ主要人物の紹介込みだと思うから難しいかもしれませんが・・・だったら登場人物を減らすべきだと思うし・・・今後の展開でどうなってくるかで、ギャグ回の評価も変わってくるかもしれませんが・・・今後に期待ってことで前向きに!
前述した通り、お父さんを連れ出すところがお粗末な形になっていたので、そこをじっくりやったり、伊座並さんの葛藤をもっと描いたり(各話のアバン等でもよかったかも?)してもよかったと思います。
家族愛は大好きな内容なので、感動できる話ではあったのですが、もっとどうにかできたと思います。もったいない。
歌は想像通りよかったです。さすが!
作画や演出もさすがです!
{/netabare}
6話、{netabare} お祭り回。
世界の終わりまで9日なのに、随分と呑気なことをしているなぁ・・・と思いながら観ていました。
ただ、6話だけでの構成でいったら、今までで一番ましな気がしました。
主人公が伊座並さんを気持ち悪く褒めたあと、親友くんが同じように誉めるところは面白かったと思います。
トラックを追いかけるシーンと、バスケのシーンを連動させたことも、上手い演出だったと思います。
ただ・・・
全知全知と言っていたひなが、彼女持ちの男を見分けることができなかったり、冷凍車を知らなかったりする、アホの子になってしまっていたこと。ひなが助けられるためにアホの子にされたのだと思いますが・・・可哀そうです。
バスケの試合でチアのようにジャンプする技を試合終盤でできる親友くんの体力というか力というか・・・あり得ないです。他のバスケの漫画やアニメと一線を画すための考えだと思いますが、バスケはそこまで重要なポイントではないだろうから、こんな微妙なことしなければよかったのにと思いました。
そして、なぜか都合よく開いている冷凍トラック。直前まで中で独り言を言っているひながいるのに確認もせず走り出す・・・責任問題では?そのトラックをなぜか一発で見つけることができた主人公と親友・・・どんなトラックか知ってたのでしょうか。バイクからトラックに飛び乗るとかも、バスケとは恐怖感が段違いなのにも関わらず、迷わず跳ぶ主人公。そしてバスケでは失敗したのに高難度の今回は成功させる主人公。トラックの後ろに飛び乗ったのに、振り落とされることもなく、運転席の窓を叩く主人公・・・。化け物かよって思いました。トラックの運転手も、よく事故らなかったなと思います。トラックの前で手を振るだけではなくて、ハザートたいたり、スピードを徐々に落としたり、路肩に止まるようにジェスチャーしたりやれることはあったはずです。派手なアクションをしたかったのは分かりますが、無理がありすぎました。
麻枝さんのやりたいことに振り回され続けている感が否めませんが、今までよりは期待感が持ち直したと思います。
まぁ、5話までで期待感は結構下の方にあったのですけどね・・・(笑)
{/netabare}
7話、{netabare} 再びの映画撮影回。
ラーメン屋だの麻雀だの映画だの、どれか一つに絞ればいいのに・・・どれもこれも浅く思えてしまうんですよ。実際浅いのですが。
ストーリーのせいで、空がアホの子になっていて可哀そうでした。
そして、メンバーを揃えるにあたり、夏休みの学生は置いておくとして・・・いつでも来てくれるてんがんさん、どういったコネがあって連絡が取れたかもわからない借金取りも加わるという・・・。
てんがんさん、暇なの?2日も映画撮影に顔を出せてしまうとか・・・優雅な社会人ですね。スポンサーとして呼ばれた?衣装うんぬんと言っていますが、即日決めて買えるものなんですね。それに、人件費とも言っていましたが・・・今回人件費が関わってくるのっててんがんさんと借金取りくらい?わけがわからないですね。もしかして、エキストラとかもいたのでしょうか。それとも、映画撮影時に不自然に周りに人がいなかったのは規制する人がいたとかでしょうか。それなら人件費も納得というものですが・・・。とても迅速な手配が必要になりますね。
借金取りは、どんな気持ちで参加してるのでしょう。気持ち入れ替えたとか言っているけど、あんた、仕事できなかった上に、主人公に殴られて逃げたんだぞ?それに、借金取りに関わるラーメン屋の先輩の気持ちは?人の気持ちを考えないクズな主人公という印象を与えてしまうキャラ配置というかストーリーだと思いました。映画撮影に必要な人間だとも思えませんし。学校の友達の方がよっぽど現実味がありますよね。なぜこの人だったのか・・・。
みんなが集まってくれたことに対して感動している主人公はまだよかったのですが(人の気持ちは考えていませんが)、それを(母さん、ぼくは元気でやってます)とかなんとか心の声で言って、目の前に母さんがいて自分でツッコんでいる場面があります。5話をネタにしている笑える場面かもしれまんせん。でも、正直不快でしかなかったです。こいつ、本当に心がねぇのかって立て続けに思ってしまいました。
1日目、脚本確認?とメンバー招集。
2日目、絵コンテ・衣装小道具購入・映画撮影。
3日目、映画撮影終了。
アニメ作製にも関わっているだろうに、こんな構成にしてしまうとは・・・アニメと映画は違うかもですが・・・映画製作を馬鹿にしているのでしょうか。2日目とか一番おかしいと思います。素人には絶対に無理でしょう。それができてしまうって、妹の空は天才・・・まさか、主人公はそれを見越してあんなに誉めて・・・!?そんなわけありませんね。
久々登場鈴木くん、ひなの正体に関わっていきます。こうやってつながっていくのですね。
ただ、偶然に偶然が重なっていて、ご都合主義が過ぎるなと思いました。
最後の処理センターで人が機械に飛び乗るとか頭おかしいと思うし、その機械を止めないのも、助けがなかったら死んでいたのも頭おかしいと思います。インパクトを強くしようとしすぎてやりすぎてしまった感が否めません。
まぁ、これだけ言っていますが、6話に続いて、期待感が上方修正された感じです。多分これは、P.Aさんの作画力とKanonやAirなどの傑作がなかったら出てこない期待感でしょうけど・・・。
{/netabare}
8話、{netabare} ひなの親回。
ぐっとシリアス分が多くなりました。ギャグが減った分、ストレスレスで観られるようになったと思います。
7話の感想で、映画を2日間で完成などと書いてしまいましたが、流石にそんなことはなかったようです。
ただ、てんがんさんはずっといることになるわけですけど・・・借金取りも・・・社会人舐めてますね。
さらには、主人公とひなの都合で映画製作は急遽後回しになっている様子?えぇんか、社会人たち・・・。
ひなとの別れを意識しだした主人公が親に対してひながいつまで家にいられるのかと問う。それに対して、今まで秘密にしてきたことを簡単に話し出す両親。それを聞いてひなの親に会うことを決める主人公。
この流れ、一見すんなりとしているように見えますが、なんだか唐突続きって感じです。考える時間がないってのも大きいですが。
親の話を聞いて主人公が、「ひなが我が家に来た理由が分かった」とか言っているけど、ひなと会ったのは偶然だったはず。それとも、ひなは主人公のことを知っていて、なぜかあのタイミングで会いに行ったということ?
ひなの祖父が亡くなったタイミングだったとかでしょうか。多分その辺りの描写は、あるとしたらギャグ回である4話までにあると思うのですが、振り返ろうとも思いません。
ひなの親のことが分かったからって、そもそも会いに行こうと思うでしょうか。会って、どうするの?目的が分からないんですよね。
そして、ひなはどうして居場所を知っていたのか。・・・まぁ、これに関しては祖父から聞いていたとかそんな理由だとは思いますが。
ロゴス症候群、架空の病気だと思われますが、ひなの病気だそうです。麻枝さん、難病設定好きだなぁって思います。原点回帰だから入れなきゃとでも思ったのでしょうか。
その難病にかかったひな、年を取る毎に動けなくなっていくように。それを見ていた母親は恐らく自殺する。そして、ひなが7歳の時に祖父に預け、父親は別の家庭を築いたってことですか。
大人がどうのとか、君も分かるとか言っているけど、大人のやることかよ・・・。責任逃れじゃねぇかよ。ひなを可哀そうな子っていう設定にしたいがために、クズな親にしたかったのかもしれませんが、共感できる部分が全然なかったし、クズ過ぎて憤ることもないという中途半端さでした。
たくさんの文章で表現できるノベルゲームだったら、バックグラウンドだったり、心理描写、細部表現などなど、麻枝さんが伝えたいことがしっかりと伝わるのではないかと思います。しかし、アニメではそうはいきません。限られた時間、声、音、絵で表現しなければいけないからです。
きっと8話も、ゲームだったらいろいろ共感できて、ひなに対する思いとか、主人公の行動理由とか、ひなの親に対する気持ちとか、全然違ったように思います。
もともとノベルゲームのシナリオライターだった麻枝さん、アニメには向いてないんだろうなと感じてしまいます。
ただ、前述もしましたが、ギャグが少なくなった分、観やすくなっているので、これからが楽しみですね。世界の終わりまであとたったの4日しかないですけど・・・。
{/netabare}
9話、{netabare} ひな誘拐回?
話が壮大になってまいりました!
今までの雰囲気がとんでもなく邪魔していて、感情移入どころではありません!
ひなの難病が治ったのは、こおろぎ博士のとんでも技術らしく、その技術の結晶がひなの脳内にあるらしい。
だから、人間社会のためにも、その技術の結晶を凍結(?)するらしい。
そうすると、ひなは・・・?
なんか大きな組織でひなの排除?が決定し、ひなを捕まえに来る黒服たち。
それを前に、逃げろとかなんとか言っている友人たちを前になかなか逃げないひなたち。そしてそれを律義に待ってあげている黒服たち。コントかな?
そして、なぜか施設外に逃げることができるひなたち。包囲とかされてないんですね・・・。人類うんぬんとか言っているわりに、詰めが甘すぎるとは思わんでしょうか・・・。
さらに、なぜ自分のために逃げることを選択するのかとしつこく聞くひな。欲しい答えを聞くまで動かない駄々っ子かな?って思ってしまいました。・・・まぁ、捕まることが分かっているのに、悪あがきする必要がないと思っていたのかもですが・・・。
そこで、主人公が「好きだ」と伝える。この好きは、恋愛なのか、友人的なのかは分かりません。でも、もしこれが恋愛的な好きだったら、一体どこでそうなったのでしょう。伊座並さんのこと、あれだけ言ってたけど、結局かませ犬的扱いなのかなって思います。
ひなも同じです。ひなのアホの子事件こと、冷凍車事件で助けてもらったから好きになったのなら、まぁとりあえずの理由になるだろうと思いますが、それ以前に伊座並さんに告白するチャンスに対して切なげな反応をしていたことから、冷凍車以前から恋愛感情が芽生えていたと思うのです。・・・が、どこで?
正直、ここまでのストーリー展開がギャグ極振りしすぎていて、なぜ好きになったの?っていうこと自体が分からないのです。
主人公とヒロインだから、というのが答えではないかと思えてなりません。
DVD&BDの収録話数から、恐らく12話構成。
残り3話しか残っていません。
10話11話で、鈴木くんとタッグを組んでひなを助ける筋道を考えて準備して、12話で救出&事の顛末という構成になるのでしょうか。
やはり、こう考えると、前半部分がもったいないとしか思えません。
もっとギャグを抑えめにして、心理描写であったり、過去回であったりを丁寧に描くべきだったと思います。
24話構成だったり、ノベルゲームだったら話は別ですが・・・。
最初の低空飛行から比べたらはるかに期待値は上がっていますが、限界値が分かってきてしまったように感じます。
ここから強引ではなく、上手くまとめられたらすごいですが・・・。
{/netabare}
10話、 {netabare} ひなと再会するまで。
感動に持っていくために、無理やりなストーリー構成になっている感が否めません。
唐突に現れる鈴木少年。
バスケを一緒にやる。
ラーメンを食べに行く。
麻雀をやる。
映画を見せてほしいと言い出す。
祭りにも行きたかったと言い出す。
これをおそらく4か月かけている。
短いスパンで露骨に表現しているなら分かるかもしれませんが、4か月もかけて、ひなとの思い出をなぞられたところで、鈴木少年とひなが関係あるなんて気づけるわけないですよ。おそらく、ひなとの思い出を振り返ることで感動に結び付けたかったのでしょうが、そのやりたいことだけが先行してしまった形になったように思います。
そして、なぜ鈴木少年はバスケのことや祭りのことを知っているのでしょう。
ひなの記憶もデータ化してあって、それをあの触れた瞬間に瞬時に見ることができたとか?
麻雀、親友くん、できたの?うろ覚えもなにも、勝手な役ばっかでまともな麻雀をしていなかった主人公が普通に打ってて、伊座並さんの役を「親の役満だからね」と即答することがちぐはぐすぎて・・・。
直接鈴木少年がひなのことを言うことがダメだったからとか、訳の分からない制約も謎ですが、それにしても4か月は時間かけすぎでは?
ひなに再開してから、叫びまくる主人公、どんだけ自分勝手で周りが見えていないんだとイラついてしまいました。
女性スタッフしかいない当施設にいる方が・・・とかスタッフが言っていたけど、そんな場所に男でどう見ても未成年の主人公が来たことに何の疑問も持たないのもどうなんでしょうか。
ひなの男性恐怖症もちょっと意味が分かりません。主人公を拒絶するための設定としか思えません。そう、感動のための準備としか・・・。
10話まで観たから最後まで観ますけど・・・期待感は0です。
{/netabare}
11話、 {netabare} ひなとの距離を縮めようとする回。
今回は前回に引き続きひなが術後の療養所、サナトリウムが舞台。
序盤から、サナトリウムの存在意義に対して否定するような言動を続ける主人公にイライラが止まりませんでした。(関係を丁寧に築き上げてきたであろう職員に向かって、「ひなにとって一番いい場所がどこかなんて」とか「それはここじゃなくてもいい」とか。ゲーム持ち込んで、消灯時間後もわざわざひなのすぐ横で夜通しゲームしたりとか)
あれだけ男性恐怖症って言われてて、初日に失敗もしているのに、いざ時間をもらえたからといって、焦ってすぐ触って拒否られる・・・学習能力がないのでしょうか・・・。
伊座並さん、都合がいいタイミングで電話してきましたね、見ていたのでしょうか。
そして、主人公が欲しい言葉を与え、主人公の謎の問い「本当のひなだったよね」にも、「もちろん」と即答するという都合よさ。いいように使われてしまっていますね・・・。
さらに、畳みかけるように親友くんからも電話がかかってきて、さらには各面々からライン(?)が届くという偶然(笑)が重なるという・・・。
試合の決勝の日とか、決まった日時だったら感動につながるけど、今回のような長期スパンの場合、主人公が悩んでいるタイミングでの都合のいい偶然の連鎖は冷めるだけです。
職員さんから言われた、ひななのか、機械なのか。
これはとてもいい視点だと思います。
機械があったからこそ、あの会話、思考ができたのであって、主人公が見ていたひなの体は機械に付随するただの飾りみたいなものだとしたら・・・。
主人公が助けるべきは、ひなの体なのでしょうか、それとも機械の方なのでしょうか。
まぁ、この主人公だったら前者になるんでしょうけど・・・。
職員さんの視点から考えると、最初は目も合わせてくれなかったひなが、一日一日の積み重ねで目も合わせてくれるようになったし、笑顔も向けてくれるようになった。さらには受け答えも・・・。職員冥利に尽きるものだと思います。
そこに、よく分からない若造がしゃしゃり出てきて、ここじゃなくてもいいとか言い、言うことは聞かないし、好き勝手やって、ひなにも恐怖を与える・・・こんなやつを野放しにしていいはずありませんよね。目を離したら何をするか分からないんですから・・・。
次がやっと最終話ですね。
どういった着地をするのか・・・着地と言えるのかなぁ・・・?
{/netabare}
12話、最終話。
{netabare} ロゴス症候群とはなんだったのか・・・。ぽっと出の男性恐怖症はどうなったのか・・・。
観終わった後思った率直な感想はそれでした。設定が極甘すぎます。
ついに不正がバレたにも関わらず、半日の猶予を与えられる主人公。
セキュリティ万全で、恐らく国の管理の下療養所を利用しているひなに、不正な手を使って近づいてきた身元不明の男を、なぜか即通報せず半日の時間留まることを許す意味不明さ。
似顔絵、枕元に置いていたんだけど・・・クレヨンで描いたんでしょ、布団が汚れちゃうよ!っていうことは置いといて・・・主人公の似顔絵だけ手で弾き飛ばされていますが、最後の解釈と合わせて考えても納得ができないのです。
主人公がその場にいたからどうのとか言っていましたが、弾き飛ばす意味は?手を近づけたら怯える仕草の意味は?なぜそんな状況から最後の展開になるのかが分からないし、主人公の解釈になったかが分かりません。
ひなの療養所最後のあの態度、何が引き金になったのでしょう。
室内の態度からはつながりません。
そもそも職員さんが外に連れ出さなかったら・・・?あの場面だったら、普通外には出さないですよね。
不正に侵入してきた男が警備員(?)に追い出される場面を見送りますか?
主人公、外に出る前、患者さんもたくさんいるだろうに、廊下で叫びまくっていた問題人物なんですよ。
おまけに警備員(?)、殴っちゃったよ・・・モラルもクソもないですよね・・・ヤバい施設なのかな・・・一番ヤバいのは主人公なんでしょうけど・・・
ロゴス症候群は、だんだん筋肉が動かなくなってくるということは、筋肉が熱を生み出すことにも影響してくると思うので、あんな寒い中外にあんな服装で出すのもおかしな話です。
そして何より、ひな、立っちゃったよ・・・しかも歩いちゃったよ・・・。
ロゴス症候群、どこいっちゃったんだよ。
よーたすきーとか言ってるけど、室内での態度、どこいっちゃったんだよ。男性恐怖症は克服したのかよ。
家に帰ってから、男性恐怖症が再発することはありませんでした。ほんと、この設定なんだったの・・・?
バスケの場面、ロゴス症候群どこいったの?その日の内にシュート決めちゃったよ。バスケットボール、相当重たいんだよ。何回も立ったまま投げることができるって・・・死とかいう単語から随分と離れたところにいるのでは?祖父の技術のおかげで回復したのか?だとしたら療養所内でのひなの様子との矛盾点は・・・?やらせてもらえなかったと考えれば合点がいくかもですが。
映画撮影時、「ここまで背筋を伸ばして歩いて来るだけだよ!」と声掛けする主人公。さすがの主人公です!キレッキレですね!ひなはロゴス症候群なんですよ!
それ見ててんがんさんは名演とか言ってるし・・・必死に歩いてる姿を演技て・・・言葉が違うでしょ・・・
伏線を一生懸命回収しようとしたのかもしれませんが、全部が浅すぎて冷めた目でしか見られませんでした。
スタッフロール、一番字が大きかったのは曲名だったのです。・・・なぜ?
麻枝さんが作曲に力を入れているからなのかもしれませんが、主張がもう・・・
曲に力を入れるんなら、他の方がレビューしていたみたいに、最後のきっかけを、伊座並さんのピアノ曲にすればよかったのに・・・。
それでも、ここまでの積み重ねで薄ら寒さしかないでしょうけど。
{/netabare}
P.Aさんとのコラボ3作目だからとりあえず最後まで観ました。これが麻枝さんの言う原点回帰だったんですね。
各話のレビュー内でも書きましたが、もともとがノベルゲームのシナリオ書きだったから、そのクセが抜けきっていないのだと思います。
ABやシャーロットでの反省点を生かすとか言っていたけど、全然生かせていません。
麻枝さんは素直にノベルゲームを作って、それを原作にしてアニメを”作ってもらう”ようにした方がいいと思います。
アニメスタートはやめた方がいいです。