マーティ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
罪も愛も顧みず 春はゆく
前回の1,2章は無料放送で視聴しましたが、今回の映画に関してはちゃんと映画で見ました(2020年の10月くらい)!初めて一人で映画館に行ったのでとても良かったです。
今回の話の目的は「風呂敷をたたむ」ことにありますね。前回までの話で間桐家の恐ろしい家庭事情や桜の狂気などがひしひしと語られ、とにかく「承」と「転」が目まぐるしかったです。しかし今回は「結」、話を終わらせるための話でした。だからこそ今回は2章とはまた別の面白さがあったのが良かったです。
内容としては聖杯の正体の説明、聖杯戦争の始まりについて、また前回の黒桜を止める、聖杯を破壊する、といったところです。
見所は、まず士郎の覚悟が決まったところですね!前回、アーチャーから受け継いだ左腕の包帯をとって開放し、「ナインライブズブレードワークス」、つまりバーサーカーの持ってる巨大剣を複製してバーサーカーを倒す!というところ。今まで煮え切らない態度だった士郎の覚悟が決まりましたね。
そして、圧巻のバトルシーン!ライダーVSセイバーオルタのところです。前回のバーサーカーVSセイバーオルタのバトルは、迫力は半端じゃなかったですけど、一方的な攻撃だったんです。でも今回はちゃんと攻撃が二転三転しており、さらにカメラワークとか、ライダーの特殊能力とかが光ってて、面白かったです。
今までのルートでかませ犬扱いだったライダーが、今回あふれんばかりに魔眼なりベルレフォーンなりめちゃくちゃ強さを発揮したわけです。カッコ良かったですね。
そんなこんなで、言峰との戦い、最後の聖杯破壊でイリヤの犠牲により戦いは終結。そこでアイリスフィールがイリヤを迎えてくれるシーンはグッときました。
最後の、士郎が復活するシーンは最初は謎でしたが、解説を読んだらなんとか理解できました。そもそも昔のアニメって解説があまりなくどんどん話が進んでいくので、これくらいならまだ親切な方かな、って思ってます。
ちゃんとハッピーエンドでした。Zeroから続いてた因縁を解決してくれた。士郎と桜はちゃんと一緒になれた。あとライダーも生き残ってた。最後は大団円エンド。とてもスッキリしました。
「シンエヴァンゲリオン」、「逆襲のシャア」と同じような最後を飾るにふさわしい、良いラストでした。
これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。