退会済のユーザー さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
見やすい
冒頭からすぐに掴みの部分が始まるので
原作やアニメを見ている方ならすぐにスイッチが
入る事でしょう。
戦闘シーンはようやく、原作というか
やりたかった事が存分に描けたのではと
感じる爽快感のある内容だった。
ただこれ劇場版だからね…
相対的に見る場合だと
個人的には特段、『この映像すげぇぇぇぇ』となる程でもなかった。
『サクッと見れてそこそこ面白い』が
この作品の評価として妥当かと思う。
作画評価は高くとも、物語の評価が3前後が多いのも
視聴者に際立った印象は与えられなかった証拠では
ないだろうか。
この作品に常に疑問符がつきまとう存在Xの在り方。
今回で言えば、メアリーについて。
彼女は魔力量が桁違いであり、
魔導士としてのセンスは抜群、だが射撃が苦手で
つい最近まで一般人で、戦場すら初めてだ。
なのに、主人公とほぼ互角で最終的に打ち負かすのだ。
人物説明の一コマとしてあった
「狙撃が苦手の描写」が何にも影響を及ぼさないまま、
闘いは描かれていた。
さらに下記に疑問を追記
①結果、メアリーが存在Xの仕掛けとしたら、なぜメアリー1人のみなのか
②もしかしたら、存在Xからの適当な試練、かつシナリオの一部なのか
③ならば、いち個人への関わり、変化を目的として他の存在を駒として配置したのか
総合的に考えて存在Xは神の様な神羅万象、達観した存在ではなく、
主観と矛盾を兼ね備えている、つまり人間と同じような感情、思考がある様に思える。
しかし…「転生」「因果」等々、ここまで超常的な事象を
扱えるとなると…なぜそうしたのか、どういう意義として存在(登場)させたのか、
どういう意図で描いているのかよくわからない…
極論、わからなくてもいいのだが、
存在X自体に魅力も興味もまったくなく…
なんだかよくわからん存在Xに主人公が「わーわー」と
騒いでるだけの戦争モノになっている。