剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
悪を以て悪を裁くのは、正義なのだろうか?
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
ジャンルはミステリー。いや、サスペンスかな。
モリアーティとは、「シャーロックホームズ」シリーズのライバルとして有名な架空の人物。本来は敵役ですが、本作ではモリアーティが主役(当然、若いイケメンになってますw)。
作風的には、デスノートに近いかな。純粋な謎解きというより、謎を解いていく過程や結果、ドラマを魅せる作品。
本作、2期ありきなのでしょうか? 観ている最中は結構面白かったのですが、終わってみればちょっと物足りない感じでした。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
構成が面白い。
まず時系列が後であっても、1話完結の衝撃的な事件をハイテンポで解決までもっていき、視聴者を惹き付ける。
2話目で、この作品の縦軸となるドラマをしっかりと魅せて、作品を長期視聴する意思を固めさせる。
ここまでで視聴者の心を惹き付けておき、過去編へ。モリアーティのバックグラウンドをしっかり魅せる。
時間軸を戻し、ショートエピソードを挟んだ後に、仲間やライバルのホームズを登場させる。
今度はホームズサイドの話を魅せて世界観を広げ、ラストは2人の対決で盛り上げる。
かなり無駄なく小さなドラマを積み重ね、大きな盛り上がりを生もうと丁寧に進行していた。
が、これ(まず背景やキャラを深めた後にドラマを生み出すの)は基本的に2クール作品の作り方。1クールなら、最初にキャラ紹介し、過去をからめながら1つの大きな事件を追いかけるのが定番なわけで。
まあ、2クール目が4月からあるみたいなんで、別に良いんだけどね。できれば(作画が大事な作品でもないだろうから)感覚開けずき2クール目に入ってほしかったな。
ストーリーに関するレビューは、2期にとっておきましょう(てかまだ評価できない)。とりあえず、可愛い女子があと1人くらいは出てほしいです(笑) あと、私はイギリスという国はあまり好きではありませんね(イギリス人が嫌いってことはないけど)。それもあって、わりとモリアーティを応援してます(笑)
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
推理がハイテンポだが、筋は通っている。基本、悪役であるモリアーティ教授をメインに据えることの意味は、ラストの復讐を容認するためか。復讐は確かにダメなんだろうけど、愛する者を失った場合、誰の心にも芽生えるものだろうし、安易に否定はできないと思う。勿論、推奨なんて出来ないけれど。
2話目 ☆4
個人的には、今の世界を悪い意味で作っている要因は、イギリスがかなりデカイと思う。3枚舌外交なんかに代表されるけど、欧州の国々の善意や紳士ってのは、自分が優位にある時限定で、苦境に立てば本性でるからな~。
3話目 ☆4
絶対的な正義と、絶対的な悪は紙一重。過去の話。こうして怪物が誕生した、みたいな。
4話目 ☆
5話目 ☆3
大人になったモリアーティ。ここからいよいよ革命に?
6話目 ☆3
適当に見てたのが悪いんだけど、死体をどうやって動かした?
7話目 ☆4
テンポの良い、ホームズサイド。
8話目 ☆4
なるほど、謎解き役としてのホームズを、モリアーティが作り上げるという解釈か。
9話目 ☆
10話目 ☆4
ホームズとモリアーティの鍔迫り合いが熱いな。
11話目 ☆3
謎解きバトル。
{/netabare}