稲葉姫子 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
ロンドンの必殺仕事人の第一話・今後に期待
原作未読、第1話を拝見しました。
ジェームズ・モリアーティ教授は、子供の頃読んだシャーロックホームズに出てくる悪役・犯罪者です。私には、「恐怖の谷」で死んだというくらいにしか記憶にありません。そのモリアーティ教授を主人公(イケメン)にして、かつ3兄弟に仕立てました。1人では存在として弱かったのでしょうか。
第一話は宿敵・シャーロック・ホームズは出てきません。そのために、この掴みのような第1話で評価しようがありませんが、アニメを見た瞬間から雰囲気で何かを感じます、あ、ジョーカー・ゲームだと。ウイキで確認すれば、なるほどジョーカー・ゲームの監督さんです。
この第一話はテレ朝の必殺のように、しいたげられた庶民(町民)の恨みを華麗の晴らしてあげるだけの話で、悪人ではけっしてありません。このような雰囲気でこの後も続くなら、なんと退屈なアニメでしょうか。数話で視聴打ち切りにしそうです。
でもそうはならないでしょう。シャーロック・ホームズとの知恵比べのような、裏の読み合いのような心理戦がおこなわれるハズです。ジョーカー・ゲームのように。
第一話は失敗だっかかもしれません。これだけでは底の浅いアニメとしか評価できないからです。人物紹介の紹介くらいの軽いものとしての存在でしかなく、インパクトがあまりにもないからです。モリアーティ教授の相手が小物すぎました。やはり「掴み」は我々を引きつける魅力がないといけません。その意味ではシャーロック・ホームズはなんらかの形にしろ出すべきでした。
ジョーカー・ゲームの第一話(実際は1話と2話)と比べれば、比較しようもありません。こっちは悲しいくらい幼稚です。ただ、この監督さんなら、シャーロック・ホームズが出てきさえすれば、今後面白くなる可能性があります。期待して見ていきたいと思います。