プラ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
食蜂ちゃんが意外とかわいい
食蜂ちゃんがかわいい(迫真)。
前半は「エクステリア」をめぐる話で、結構壮大だった。
エクステリアというのは、食蜂ちゃん(レベル5)の心理操作の能力増幅と、能力をみんなでシェアするために、とある企業が陰で作っていたシステムのこと。結局、食蜂ちゃんが心理操作を使ってそこの研究所を乗っ取って、システムを掌握してしまう。めちゃくちゃ悪役っぽい!
そんな食蜂ちゃん、1話で黒子と佐天さんと初春の記憶を改変してしまう。完全に、美琴の敵役っぽい感じであるが、食蜂ちゃんは美琴に敵対するつもりはないらしい。エクステリアを守るための手段であった。
エクステリアを狙っていたのは木原幻生、学園都市の中でも飛び切りヤバい奴。いろんな人の能力をコピー・増強させて使いこなす魔神。いちばん"SYSTEM"に近づいた者らしい。
木原はエクステリアを使って「レベル5・第三位」の美琴を無理やりレベル6へと引き上げて、何かしたかったようである。木原は食蜂ちゃんを追い詰めてリミッター解除コードを聞き出そうとしたが、直前でイチかバチか食蜂ちゃんが「自分」に心理操作をかけて、自信の記憶を機能停止コードに書き換えて、事なきを得る。
レベル6に引き上げられそうになった美琴は、もう宇宙と同化する寸前になっていたが、例のごとく「上条さんの右腕」に助けられる。凄まじい強大な力を打ち消すために、上条さんの右腕から白い龍のような何かを出してしまうんだが・・・それについては何の説明もなかったそ!!なんだあれ!!!!
後半は「サイボーグ人間」の話。少々悲しげだった。
医療向けのサイボーグに関する研究に励む少女・涼子をめぐる話。医療向けというと聞こえはいいが、実際のところは闇が深そうであった。
サイボーグ実験にはどうしても人体実験が必要になるが、被検体がなかなかいない。涼子は、病気になった大切な母親のため・研究のスピードアップのために自分が被検体になることを申し出る。体をいくつにも切り分けて、半分こにしてそれぞれ機械をつなぎ合わせてクローンのようなサイボーグ人間を二人作った。
しかし、この実験の真の目的は、サイボーグ人間を再分解して生身の人間と機械の人間に戻した時、「魂」はどうなるかを試すものであった。要するに、機械の人間にも魂が宿れば、魂の合成に成功したことになる。
機械の人間(リョウコとする)は普通の人間と見分けがつかないくらいであったが、機械人間本人は魂がないことを悟っていた。そんな自分の存在が危ういことをなんとなく分かってしまい、何より涼子のために研究データごと破滅することを企てる。
リョウコは、最強の電撃使いである美琴を誘導し、目論見通り自分と研究データの破壊に成功する。その戦いの際に涼子は負傷してしまうが、皮肉にもリョウコの体の一部を移植して事なきを得る・・・・と言いたいところだが、リョウコの記憶が涼子にも流れ込み、涼子本人はたいへんそうであったw
上条さんが右腕からとてつもないものが出てきたけど、それについての言及は全くなし。時間軸的には、禁書目録IIIの前のようだが、上条本人は自分のすでに特異さに気付いていたのであろうか・・・
そういえば、禁書目録IIIで首ちょんぱされてしまったフレンダが生きていた。
それにしても、学園都市は暗部組織がありすぎるし、ヤバい研究をやってる期間も多すぎる。その根幹には「アレイスター」という存在があるのであろうか。