えりりん908 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
痛快→爽快→瓦解→挽回ww
映画とか実写ドラマでみた記憶のある、
悪人専門の詐欺師のお話です。
本当に実在するのかわからないけど、
一般の善良な生活者をターゲットにするのと違って、
悪者相手の詐欺なら、被害にあっても表沙汰に出来ないから、
きっと「アリ」だなって思わせられるのが面白いですね。
いま、ネトフリをSTOPしてるので、
テレビ放送に合わせてのリアルタイム視聴中。
で、
14話まで観たのですが、
1~5話「ロサンゼルス・コネクション」、
6~10話「シンガポール・スカイ」、
11~14話「スノウ・オブ・ロンドン」、
の3つのエピソードで展開していて。
エピソード1では
とにかくハラハラさせられたし、
ラストのどんでん返しが痛快だったし、
凄く楽しめました。
エピソード2でも、
最初のエピソードの熱が伝わっていて、
空を駆け巡る爽快感と、戦争の悲劇の味付けが絶妙で、
これもやっぱり楽しめました。
問題はエピソード3、です。
たぶん、いちばん練られたストーリーだったと思うし、
作画も力が注がれているのが判って、
これまででいちばんよくできたお話だと思いますけど、
ターゲットが違うだけで、
やってることが一緒な感じがしてしまって…
丁寧につくられているとは思うけど、なんだか既視感が強くて、
マンネリっぽく感じてしまいました。
この次のエピソードが、
今までのストーリーを逆手にとった、
新味のあるものになって、
視聴者をビックリさせてくれるような、
そんなお話になるよう、
期待しています。
最後まで、視聴終了しました→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
{netabare}エピソード3で、ちょっとマンネリ感が大きくなって、
最後はどうするんだろう?って思っていたら、
CASE4:ウィザード・オブ・ファーイースト、
ローランのターンだったのはお約束どおりだったけど、
枝豆&枝豆父の話も巧妙に絡めていて、
よく出来たエンターテイメントに仕上がっていて、
上手くまとめたなあって感じでした。
それまで繰り返してきたことを踏襲するコンフィデンスっぷりだけど、
今度だけは悪党の2大勢力をぶつけて、まとめてぶっ潰すってところが、
その分だけ大掛かりで、
作戦は込み入ってたかも?
「①悪い奴しか騙さない ②誰も殺さない」
というルールはあくまで守っていて、
枝豆もローランも鬱憤を晴らして、自分のかかえたトラウマを解決できてよかったね。っていうエンディング。
実写ドラマのような感覚で、楽しく視聴を終えることはできました。
でも、実はちょっと、どうかなあ?って、気になったのが、
あくまでも上質なクライムコメディを作りたかったからでしょうけど、
CASE1~3でターゲットになっていた悪党3人が協力者やオブザーバーになっていたり、
「仕事は、条件があえば組むけど、決して仲間じゃない」って繰り返し言っていた割には、しっかり「チーム・コンフィデンス」として、シオンさんや工藤さんまで、ワンチーム感いっぱいなのは、ちょっと大人っぽくないんじゃない?
って感じはしましたね~。
で、その延長でいちばん違和感があったのが、
最後の最後での、「ドロシーが実は生きてた!」ってオチ。
②の誰も殺さないってルールに従えば、これで大団円なんでしょうけど、
記憶を失ったフリして、台湾の海辺の村で見ず知らずの老夫婦のもとに身を寄せていて、
で、ローランが海に投げ捨てて踏ん切りをつけた思い出の指輪まで、
なんとそれを魚が食べて、その魚をお爺さんが釣って?
都合よくドロシーの手に渡るという、奇跡というにはあまりにご都合主義のラスト。
ドロシーがそれで「まあまあね」なんて言うのは、どうかなあ?ちょっと甘すぎじゃない?って思ってしまいました。
{/netabare}