「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊-ゴーストインザシェル(アニメ映画)」

総合得点
86.6
感想・評価
1103
棚に入れた
6533
ランキング
193
★★★★★ 4.2 (1103)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

あらすじ
{netabare}脳以外はサイボーグ化できる様になった世界で、まさに脳以外をサイボーグ化した主人公、素子は公安9課に所属している。素子は人形使いというデータから産まれた人格に関わる事件の調査に乗り出すが、人形使いを追う過程で自分は人間と言えるのかという問いに囚われ、人形使いからの誘いに乗り、彼と意識の融合を果たして、何処かへ消えてしまう。

作中で生物の定義すら曖昧と語られていたのは、技術革新が急速に進んで、交渉する余地が無かったせいだったり?
ドローンの法整備が間に合わなくて、今の日本ではガチガチに規制されちゃったようなものかな?{/netabare}

内容が難解で哲学的と言われるだけあって、寝落ちしたりしながら何度か観て漸く内容を理解できた訳ですが、難解と思っていたのは集中力の問題で聞き逃した雑談みたいなセリフの中でちゃんと語られていたので、人の話はよく聞くもんですね。重要な用語は印象づける演出をすれば、そんなに難しい話でも無いんでしょうけど。まあそれが押井監督の良さでもあるのでしょうし・・・
で、内容を理解して思ったのは(これ、本当の事件はここからじゃん・・・)ということ。次作のイノセンスでその後が語られているのであれば評価上がるかもですが、この映画単体ではただ物足りない。素子の思考の変遷や葛藤が丁寧に描かれていれば、そういう物語としてアリかなと思うのですが、女心は秋の空とでも言うようにころころ立場変えるし、その割にサラッと描かれているので、段々どうでもよくなってくるんですよね。それが集中力の低下につながっているので、本当に感性が自分と合わないんだろうなと思います。

良かったのは作画ですね。
少々崩れているようなところもあるのですが、動きも書き込みも本当に凄い。話を聞かないで絵を見ることで満足度を保っていたようなものです。
目の肥えたオタクには是非おすすめしたいです。

投稿 : 2023/03/04
閲覧 : 309
サンキュー:

14

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