カミタマン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
絶賛したいけど,出来ない自分がいるもどかしさ^^;
面白かったです,次が気になって,あっという間に見終わりました。
物語の大きな構造は,ドラゴンボールや北斗の拳,ONE PIECE的な感じ。強敵を倒すとさらに強い敵が現れ話のスケールもそれに合わせて大きくなっていく感じ。王道(ジャンプ)的な展開です。自分はこういうのが大好きです。
そして作画も素晴らしく,たいへん見応えがありました。以上絶賛とその分析終了。
面白かったのですが,自分としては残念ながら常に違和感を感じながら見ていました。その原因はこの作品がSAOシリーズである言うことに起因しているとおもいます。アンダーワールドの設定とかフラクトラルライトとか,あまつさえそれを生まれたばかりの人間からコピーして仮想世界でゼロから育てるとか違和感しか有りません。フルダイブシステムとか仮想世界とかそんなの無しで,アンダーワールドを独立した異世界として設定して,そこでの物語に絞った方がよっぽど楽しめたと思います。SAOシリーズのネームバリューやキャラクターを活かせば,ある程度の商業的な成功は担保され,その前提があればこそ資本や労働力を集約することが出来,作品のクオリティーを確保できるといった面もあるのでしょうが・・・f^^
他にもSAOシリーズ的なコマンド詠唱(?)がなんか現代的で世界観から浮いて感じたり,キリトやアリスが{netabare}絶対死んだような怪我をしても戦闘続行可能なのにユージオだけは最終的に死んでしまう{/netabare}とか・・・
逆にSAOシリーズの設定を活かした点としては,{netabare}神と人間についてちょっと考えさせられた点でしょうか。この点はアリシジゼーション編の大きなテーマなのかもしれませんがスッキリとユージオとの友情に全振りしても{/netabare}良かったのではないかと思います。
2020/10/12