take_0(ゼロ) さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
いろいろと惜しい。
う~む、2011年の作品なのね。
それで、ラノベ原作か・・・。
ちょっと2011年のアニメ作品調べてみたら、すごいね。
シーズンは判らないけれども、
シュタゲ、あの花、マギカ、ちはや、映画けいおん、花咲くいろは、うさぎドロップ、アイマス、君にとどけ2・・・。
ちょっと調べただけでも、今でも通用する作品がゴロゴロ。
私は観ていないものもあるけど、これらと比較するとやはり少し差があるのかな、という印象。
友達がいない(できにくい)個性を持つ主人公(ともう一人だねぇ)が友達を作るために「隣人部」という部活を創設。
その部活を中心とした学校生活を描く作品。
隣人部については、スターティングメンバー以外にも徐々にキャラが参加し、賑やかになっていく。
この隣人部については、後段で「隣人部を作った真の理由」が明らかにされるが、これは観てのお楽しみ。
物語自体は「友達を作る」という本筋があるものの、今一つスジというか、骨がとおっていない感じ。
そして、無駄に紳士向け演出が放り込まれる。
オジサンとなってしまった私には無理やり感のあるこの手の演出は少々不快、小僧時代なら喜んだのかな、そうでもないような気もするケド。
作画も、少々、どんくさい。
トレース線が太目でシャープさがない感じ、同時代での作品でも切れのある線質の作品はあったと思うので、ココが狙ってのものでなければ、私的にはやはりマイナス。
あと、キャラクターもどっかで見たことのあるような・・・、ある意味テンプレ的役割分担。
容姿については、アニメ的な意味で、かわいらしく描けているキャラもいるのでまぁまぁ許容範囲かな。
全体的にはハーレム要素全開になってもおかしくないのに、そこまでには至らず、そういう意味では抑制が効いている感じでよかった。
ギャグ部門では主人公の周囲のトップ2キャラが主人公を取り合うという意味では無く、対立軸を持っており、ギャグパートに貢献していた(少々、お品のないやり取りも多かったけど)、この点も少し珍しかったかな。
「友達を作る(作りたい)」っていう切り口はちょっと斬新だったのに、雑な面が多く、活かしきれてない感じがした、少し残念。
あとは・・・、
少々、お下品だったかな。
2011年時には大丈夫だったかもしれないけど「今(2020年)」だと許容されない表現が色々あるかもしれないなぁ。
こんなこと言う私も時代に染まってきたのかと自嘲笑いを浮かべてしまいますが、ちょっと気になった表現がいくつかありましたね。
至らぬ点ばかりを上げてしまったかもしれないのですが、
一味変わった切り口を持っているのは間違いないとは思います。
ああ、私のお気に入りのキャラクタは
楠 幸村>>>>>>>>>>柏崎星奈>>>その他
って感じでした、ご参考まで(って何の参考なんですかねぇ)
私は少しおいてから2期目も観てみようと思っています。
続きを観てみよう、と思わせるだけの力はあったと思います。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。