えたんだーる さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
掴みはとても良かった! → 掲げた看板に寄ってきた人の観たかったものと作品内容が違った不幸なのかな?
[総評]
巷では本作の評判はあまりよろしくないように見えます。
初回で掲げた「世界の終わり」という看板から視聴者が期待したものと、物語の内容の方向性が異なっていたということなんでしょうね。
でもよく考えたら「世界」という大風呂敷を広げて、日常回を積み重ねつつ最後には個人の問題に収斂していくという物語の構造は『Angel Beats!』などと似ているのかもしれません。
特にストーリー的な新しさは提供できなかったかなとは思うので、物語的な評点は低めになってしまいました。
== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話を観ました。
原作・脚本: 麻枝准、制作: P.A.WORKSのオリジナル作品。『Angel Beats!』や『Charlotte』と同様の陣容ですね。
後にゲーム化されるのかもしれませんけど、とりあえず『AIR』などの多くのKey作品のように、ゲームシナリオが前提となっているわけではないみたいです。
そのため、いわゆる「◯◯ルート」とか「イベント回収」みたいなことはあまり意識する必要なくシリーズ構成・脚本が作れるのはもしかしたら本作のプラス要素になるかもしれませんね。
お話としては自称「神」である少女と、友人とのバスケットボールに興じていた成神陽太との出会いが描かれた第1話でした。陽太が想いを寄せる少女である伊座並杏子も重要人物っぽいですね。
とりあえず冒頭のカットがとても目を引く作りで、「え、これどうなるの?」という感じで話に引き込まれましたね。
……で、マジで世界はどうなるんですか(笑)!
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==
2020.10.19追記:
第2話まで視聴終了。
2020.11.1追記:
第5話は「麻雀回」と言っては麻雀に申し訳ないようなギャグ麻雀回でしたね。
陽太の上がり手にムカつくのと笑うのの両方で忙しかったです。
コントじみた作劇の中に、さりげなく重要そうな要素を突っ込んでくるので視聴時には油断ができません。
主人公である成神陽太の家族構成が明らかになりました。
陽太: 主人公 - 太陽神
空(そら): 妹 - 天空神
時子(ときこ): 母 - 時間神
大地(だいち): 父 - 大地の神
時子と大地はギリシャ神話とは性別が逆転している気がしますが、そこに深い意味があるかどうかはわかりません。
自称「オーディン」である少女ひなは、この家族の名前を羨ましがっていましたね。
両親はひなの到来について何か事前に知っている風だったのも気になるところです。何か一族に言い伝えでもあったんだろうか?
2020.12.28追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。
第10話以降の展開が、多くの視聴者が期待した方向性と全く合わなかったということなんでしょうね。
ストーリーとして破綻していたわけではありませんが、特に目新しい要素はなかったです。評判があまり良くないのは勝手に話の方向性を想像して期待した視聴者の問題という気もしますが、凡作だとは思いますね。
それはそれとして、とりあえず(特に10話以前の)ヒナちゃんは可愛かったと思います。