うり さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
こまけーことはいいんだよ、おもしろければ
原作未読。
なろう系発原作のアニメ化で、異世界もの。
さてさて、どんなものか、と見はじめましたが、思ったよりも面白くみれました。
タイトルそのまま各分野ですでに超人とされている高校生たち七人がいきなり異世界に不時着し、活躍していくお話。
特に序盤、これまでの「異世界に来たら無双になった」系が多い中、
この子たちはもう最初っからプロフェッショナル(異世界モノ級の)。
異世界無双もの、というより、序盤は「Dr.stone」の「文明(的価値)を起こす」や転スラのような「町づくり」的な要素があり、それぞれ得意を活かして活躍する姿はなかなか爽快ではありました。
ただし。
ツッコミどころはわんさかあります。
そもそも「高校生」である必要が「なろう系小説だから」に尽きるだろうな、とか、 {netabare} いくら天才的な頭脳と技術を持った科学者でも、山の中作業員一人も(重機も)必要とせず簡単に工場やら、大規模研究所を建築できてるって?とか、携帯電話って中継なしでもどこでも使えるもの?とか {/netabare}。
ところどころに挟まれる微妙な「エロ」「グロ」要素とか。(スパイスとするにはちょっとグロい表現だが、好きな人にとっては中途半端。)
他の方のレビューにもありましたが、異世界でなく、現実世界で「高校生」が超人として各分野を制覇していく話であった方がずっと面白いのでは?と思わずにはいられない(たぶん、現実を相手にするだけの技量が作者にないのだろうとは思う)。
想像するに原作自体「こまけーことはいいんだよ、おもしろければ」という感じでできた話なんだろうなと感じます。
キャラクターで嫌な人がいなかった点は◎、テンポもよく、すいすいいけました。
なろう系を加味して、細かい設定気にせず見られれば、中盤すぎくらいまでは面白いと思います。