剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
少し変わった異世界転生
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
ファンタジー、バトル、異世界転生。
俺ツエーではなく、むしろ弱キャラ。中の上の戦術とゲスな性格でどこまで勝ち進めるかという作風。
テンプレのなろう系に飽きた人向けですね。作品自体のクオリティがそう高いわけじゃないけど、目新しさはあります。真面目な方にはあまり向かないアニメかもしれませんね。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ゲームオーバー(おそらく現実での死)の条件はよく考えられていると思った。
①全員同時死亡(状況によっては復活不能)
②タイムオーバーによるクエスト不達成
というシンプルさだが、意外と抜け道が少ない。①だけならば、誰が1人が街など安全な所で生活し、残ったパーティーでリスクを背負えば良いけど、②があるため、クエストに参加する人数は制限しにくいし、仮に1人生き残ってもクエストを達成できなければ意味がない。
だから必然的に全員がある程度のリスクは背負うので、ドキドキ感があった。
また、弱キャラを主役に据えた異世界転生はいくつかあるが、それを高度な戦略や仲間同士の連携(美しい友情)で補うのではなく、「下卑た性格から発案されるゲスい戦略」と「NPCの強キャラ」で補うのはなかなか目新しい。
この辺の「設定」は抜群に良いんだけど、展開やストーリー、キャラの面では大分ヒドイなと。
一言で言えば、色んなものが薄っぺらい。
例えば小百合姉ちゃんの自殺の話とか、むちゃくちゃ重い話なのに、どうにも薄っぺらい。周りの人間達の考え方、人間の負の側面を押し出したいのは分かるけど、作った悪というか、流石にそりゃねぇだろとは思う。あのくらいの展開力で軽々に扱っていい話だとは思わない。
最終話付近も微妙。そこで日和るか? 平行世界で殺人を犯したと言われても、自分だったら現実感ないかな。
主人公の性格が嫌いとかはないですが、もう少しキャラクターが作り込まれていれば、より良かったと思います(他のパーティーメンバーも含め)。
例えば最後も、「嫌いな奴らを滅ぼさせた上で、自分が世界のマウントを取るためにはどうすればいいか」とかをガチで考えてほしいんすよ、四谷君には。
キャラで魅力的だったのは、結局カハベルさんくらい。ゲストキャラが一番魅力的ってのもね。
{/netabare}
【余談 ~ 百万人 小百合 ブサイク で検索してみると? ~】
{netabare}
トップに、「上西小百合」さんがきたのだが(笑)
いや、原作だと小百合お姉ちゃんが、顔がブサイクなだけでどうなったのかを知りたかったから検索しただけだから、私は悪くないんですよ(笑) 今やっても、普通に本作のWikipediaですし。
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
少し変わった、ゲーム世界系。わざとのスロースタートって感じ。どこでギアをあげるのかな?
2話目 ☆3
ある程度、リスクがある世界。戻った教室に、「100万回生きたねこ」のイラストがあるという、遊び心がね。
3話目 ☆3
島の形が、ちょいとロードス島っぽい。オーストラリアなのかもしれないけど。男が車道側という、そこじゃない格好つけポイント(笑) リアクション芸(笑) なんて小さい人間(笑) 弱いなりに強力バトル。どうでも良いんだが、小百合お姉ちゃんが、顔がブサイクなだけでどうなったのかを知りたかったので、「百万人 小百合 ブサイク」で検索したら、トップに上西小百合がきたのだが(笑)
4話目 ☆3
言っていることは非常に論理的。命さえ助かれば助かるわけじゃないってのも、確かに。美人というのは、まあ、アドバンテージだよな。どんどん転職ってのは、珍しいよな。勇者弱い(笑) カハベル、肉を切りたい(笑) 強い仲間ゲット(笑)
5話目 ☆3
生きていくための前提条件が変わる。平和ボケした日本人には、きついよな。肉を切る時の感覚。まあ、優秀な壁役だよな。
6話目 ☆3
ヤンキー理論。ただ、この世界では正義でもある。普通にダンジョン攻略だな。
7話目 ☆4
この壁登りは、結構好き。リムズバークに対する弔いの言葉は熱い。異世界転生のマイナス面。ガハベル、死亡? あれでも死なないのか。戦力だから、助けただけかな。
8話目 ☆4
敵の事情まで戦略に組み込むのは説得力あるし、リスクを踏まえた上でPKすら辞さないというのは、作風に合ってるな。
9話目 ☆3
互いの平和は、相手の命の先に。ベタ惚れやん(笑) 強くなったな~。
10話目 ☆2
最後が「幸運」ってのがな。平行世界だからといって、罪の意識に苛まれるか?
11話目 ☆3
12話目 ☆3
う~ん、最後にちょっとブレたかな。
{/netabare}