剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
神々の戯れ
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
ジャンルは航空アクション。ファンタジー。アニオリ作品。
「戦闘機(古いやつ)に乗ったストパン」と思えば、大体その通りかなと(笑) まあ、ストパンよりもシリアス面とギャグ面は振り切っていて、よりストーリー重視とは言えます。
作画は結構ちゃんと動きましたし、キャラもメインの4名中心でそこまで多くないので、ちゃんと覚えられました。
レビューでは、本作の感想と、宗教(神様)の話をちょこっと。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラ的には、アズズが可愛かったですね。優秀なポンコツは萌え度が高い(笑) 宮古も良い子でしたね。ギャグとシリアスの両方をこなす優秀さ。
園香は姉絡みでかなり個性でたが、もう少し腹黒さみたいなのが出てきたら更に良くなったと思う。クラウは、、、技量も高いし良い人なんだけど、ちょっと他の3人にキャラ負けしているかなと。
とまあ、それぞれに魅力的なキャラクターは良くできていて、本作一番の魅力になっていました。
ストーリーとしては、オーディンの裏切りが1番の見せ場。私は「オーディンは戦乙女を育て、戦場で死なせ、神々の世界の戦を優位に運ぼうとしている」、ヴァルキリープロファイル的なストーリーだと思っていましたが、違いましたね。
要は、「神々の黄昏を認めたくないオーディンが、もう一度神々の黄昏を起こし、『前回のはノーカンね!』と思いたいがために、人類巻き込んで大戦争」って話ですが、それじゃあ、「たそがれ」ではなく、「たわむれ」やがなと思い、こんなレビュータイトルにしてみました(笑)
ただ一つ思ったのは、(私は、無宗教且つ無神論者だけど)「人間は死んだら天国にいけるらしいが、神様は死んだらどうなるんだろう?」ということです。
人間にとって死は絶対的な恐怖であり、不可避なものです。だから、それを誤魔化す、正当化する、受け入れるために、古今東西様々な宗教や信仰が生まれたのでしょう。私自身は、死後の世界を信じていませんが、それを本気で信じている人にとっては、自分が死ぬ瞬間も、親しい人が死んだ後の世界を生きていく時も、「死んだらまた会える」「死んだ後も幸せに生きている」と、希望をもてるわけですよね。
でも、じゃあすでに天国にいる神様はどうなんだろう。
これは宗教によって違うでしょうが、神は不滅とするものもあれば、(北欧神話なんかそうですが)神がちゃんと死ぬ設定の宗教も結構ある。
神様の死後は、人間界の礎になることもあるけど、全く説明していない場合もある。
自らを救う存在として神様を生み出しながら、神様の死後には救いを残さないのは、なんだか人間の業の深さを感じさせるよなと。
もしかしたら、本作のオーディンは、そういう理不尽さの中で生まれたのかもしれない(まあ、息子のトールがいて、娘のクラウディアがいるなら、孤独じゃないやん、満足しろやとは思ったけれど)。
基本的には悪いところはあまりない作品ながらも、最終話の里見司令官にはガッカリ。アズズ達の帰還を喜ぶ場面があるけど、シールド隊のハゲや金髪、ロン毛は死んでるやん。なら、あそこは大喜びではなく、安堵くらいでしょ。なんか、良い最終回だけに、あれで結構冷めましたよ。
よく動く戦闘作画より、格好良い飛行機のデザインより、繊細な人の心をしっかりと描くことの方が、ずっと大事だと思うんだけどね。
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
そして、ストパンへ(笑) オーディン。おもいっきりストパンだな。整備班長と言えば、千葉さんのイメージ(笑) アズ、親しみやすい(笑) うちに来た死神は美人だ。なかなかボリュームあって面白い初回だった。
2話目 ☆3
クラウ、日本に興味が。侍と大和撫子は、この基地にはいない(笑) 映像は頑張ってるな。
3話目 ☆4
2話またぎで一般兵士の死を描くか。なかなか良い。
4話目 ☆2
やたらとコメディタッチだな。サービス&箸休めね。まあ良いけど、このままの作風ではいかないでね、という感じ。
5話目 ☆3
新キャラ。反抗作戦。スト2(笑) なんか、指令室で当たり前のように寝てるの、エロいな(笑) 死亡フラグ?
6話目 ☆3
つまりは、親子喧嘩? いや、ラグナログに向けて戦士者、英霊を作ろうとする、オーディンの自作自演か。
7話目 ☆3
司令部破壊か。姉御死亡。いや、ヴァルハラで会うな、こりゃ。
8話目 ☆
総集編? 丁寧に用語解説するのは良い。
9話目 ☆4
戦闘シーンはよく動いたな。
10話目 ☆
なんか、あざといサービスシーン増えたよな。テコ入れ? 作画も怪しい? 動きカクカクしてるし、使い回しのカットや静止画をパンする構図が多いな。
11話目 ☆3
頭良い人の正解と、バカの正解を足せば最強。泣き虫だけど弱虫じゃない。なんかこう、ナデシコとか、そいう時代の雰囲気も感じるんだよな。
12話目 ☆3
う~ん。どうせなら、シールド隊にも生きてて欲しかった。
{/netabare}