剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これが関西のリアル(嘘)w
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
ジャンルはアクション。圧倒的にエンタメ作品で、かなりハードな作品になってます。アニオリ作品ということで、1クールで綺麗に完結してますし、結構思いきったことやったな、という印象。
多少のグロ耐性は必要かもしれませんが、グロ苦手の私でも楽しめたので大丈夫でしょう。レビューは、良い意味であまり書くことない作品なので、若干ふざけてます(笑)
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
色んなことを揶揄している作品のように感じた。
悪人(悪魂)とは何か。正義とは何か。民衆とは何か。生きるとは何か。
これらに何か結論を出すというより、問題提起だけをして終わらせた作品だと思う。それも、まるで殴り付けるような乱暴さと鮮烈さを残して。
1つ思ったのは、この作品は、「関西をディスっているようで、実は関東をディスっている」ということ。
同じく、大きな戦争を経験し、「人格や記憶のデータ化を図り、夢の世界に逃げ込んだ関東人」と、「苦しくても地に足つけて生きることを選択した関西人」という対比。
しかし、忘れてはいけない。
夢の国が四国、生産プラントが九州であるどした時、実は一番ディすられでるのは、「話題にも上がらない東北、北海道だ」どいうごとを(笑)
まあ、よくあるけどな、この「東北に対する無関心さ」。いや、別にどうでもいいんだけんど、皆さんぐれえは時々で良いがら、「東北人もいるぞ」と、思い出しでくれれば嬉しいべさ(笑)
閑話休題。
アニオリ作品の良さは、制作側にとっては「世界観とストーリーとキャラクターを全て創造できる」ことで、視聴者にとっては「まだ見ぬ世界に触れられる」ということでしょう。また、アニメ単独で完結できること。
その基準でいくと、かなり良かった。
キャラや世界観はかなりオリジナリティがあったし、最後の絶滅エンドも良かった。私はハッピーエンド好きだけど、本作のようなハードな作品の場合、「実は生きてました」とかやると興醒めする。
特に印象的だったのは、医者と詐欺師の死に様。他人の命を弄ぶ、真の意味での悪魂だった医者には、民衆に踏み潰されるという、因果応報的な悲惨な死に様を。実際には詐欺師とは呼べない、善人であった詐欺師は、最後に本当の詐欺師となり、子供達を救う、救いのある死に様を。
他のキャラクターもそれぞれに魅力的で、それぞれに相応しい死に様が用意されていた。変な話だが、きちんと死なせることで、キャラに対する制作の愛を感じた。
1つ残念なのは、あれだけ引っ張った謎として、「関東が夢の世界」という点。作中で「使い古されたSF設定」と自ら述べていますが、自分で認めようと、「使い古されたSF設定」であることに違いはないので。そこだけ残念でした。
まあ、そんな細かいことをあーだこーだと述べる作品ではなく、ぶち抜けたエンタメ作品ですね。
毎回、よく分からないままに翻弄され、12話ずっと面白かったです。それで充分。アニオリ作品は、こう作ってほしいと思った作品でした。
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
エンタメ作品だね。ノンストップアクションとして、結構面白い。作画カロリー高そうだけど(笑)
2話目 ☆3
今回もまた、ノンストップアクション。処刑課なのに、殺せるタイミングで殺さないので、やや減点。
3話目 ☆3
関東に夢を見すぎてる(笑) 新幹線乗るだけなのに、めっちゃ苦労w
4話目 ☆4
関東は、無機物の世界? 新型爆弾、原爆の比喩か?
5話目 ☆4
ガチンコバトル。やで、やがな、失われた言語。
6話目 ☆4
供物の真実。月に脱出。
7話目 ☆4
ここで、詐欺師が殺人。相手が悪人且つ正当防衛でも。
8話目 ☆3
9話目 ☆4
殺人鬼の狂いっぷりが、声優さんの頑張りだな。
10話目 ☆3
暴動に荷担した人を全員悪魂認定はまだ良いとして、それを全員処刑ってのは、流石に。医者の最期、壮絶だな。
11話目 ☆3
室長も、大分怪しいよな。なる程、500円拾わないのこれか。よくある、理想世界。ナルトでもあったし。使い古されたSF設定と言うところは良いけど、使い古されたSF設定であることには違いない。
12話目 ☆
四国は、伝説の場所?(笑)
{/netabare}