ミュラー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
後半に行くほど評価が上がった
1話完結でも全12話完結でもない。中心的な登場キャラクターは同じでも、Case1、2、3と言う形で、何話かをひとまとめにストーリーが展開する。
Case1がロサンゼルス編で全5話。
Case2がシンガポール編で全5話
Case3がロンドン編で全4話。アニメ放送中にCase4が配信され、こちらは全9話となっている。
Netflixでは先行配信されているようだ。
配信をメインに考えたこの構成、良いと思います。テレビの枠やクールを気にせず、ストーリーに沿った展開ができますね。
大幅に話がそれましたが、全体を簡単に言うと、詐欺集団がクセのある富豪を騙して大金をだまし取る話。
基本的に善人の主人公のエダムラは、そんな犯罪めいたやり口がイヤで、最初のロサンゼルス編の後、自ら出頭して刑を収めたりしている。
シンガポール編ではチームの一員、アビゲイルの過去を交えて話が進む。
ロンドン編はチームの一員、シンシアの過去の軋轢を交えて話が進む。
まずは全編の絵が色の領域分割のような塗りで、独特。個人的にこういう作風は大好き。
リアルで写真と見分け付かないような背景が流行りだが、こういういかにもアニメ的な背景は新鮮で良い。
キャラの描き分けも見事。キャラデザインも好み。髪の伸びたアビゲイル、すっごいかわいい。
どのシーンを取っても絵画になりそうなシーンの連続で、まったくもって贅沢なアニメだ。
Caseを重ねるごとに引き込まれました。最初のロサンゼルス編では、出てくる人が、あとからあとからみんなどんでん返し。
なんだこれは・・、と思いましたが、彼らの行動原理を理解するにつれて面白くなってきた。
ロンドン編でのシンシアとトーマスの恋物語。バックの音楽も最高でとても好きなシーンです。
まだ地上波ではCase4の放送がこれからのようですが、クールの区切りとしてレビューさせていただきました。
2020/12/19
Case4まで視聴。
アジアをまたにかけた人身売買組織との闘いを描く。
エダマメの父やローランの過去が描かれ、集大成の趣き。
ストーリーも非常によくできていて、見事。
ただ、予定調和すぎる気もする。
特に最終話でのタネ明かしは不要じゃないか?見ればわかるんでね。
{netabare}最後にちょっとだけ出てくるドロシーのその後を、もっと描いてくれても良かったのでは。{/netabare}