うどん美味しい さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これのせいでオタクになりました
女の子はセーラームーン、男の子はドラゴンボール。
1992年時に小学1年生で、そういう時代に子供として育った私に物の見事にクリティカルヒットした作品。
もうそこでオタクとして人格が完成したような気すらします。笑
とにかく夢中だったのとセーラームーンは大人も子供もみんな好きだったので、その一体感が良かったですね
よく言われているのが、戦隊ものと特撮の要素があること。
当時はバブル崩壊後の暗い時代でしたが、セーラームーンのように明るいアニメはたくさんあって、漫画やゲームもそうだけど
娯楽やエンタメがリアルタイムですごい充実していた時代です
だから、自分にとっての『社会』が
家庭と近所と保育園から
家庭と小学校と「セーラームーンを通して繋がる日本という国」という風に変化したことで
子供ながらにそういう受け止め方をしたことが、その後の自分の人生に大きく影響しました
日本人の大人は真剣にセーラームーンみたいなアニメを作ってくれて、しかも子供と一緒に見て盛り上がってくれるんだ、って覚えちゃったし
もちろんそういう大人に自分もなるんだけど
家の中や親戚関係がいろいろ暗かったのもあって、
変身バンクを見ながら『日本人て(良い意味で)変態なんだなぁ……』と漠然と知りました。笑
自分の周りにいる大人は、セーラームーンを作っている大人とは全然違ってたから。
で、ストーリーに関しては原作があるので、そっちが主だと思います
私が初めて買った漫画本がセーラームーン2巻です。
面白いのは、原作もアニメも同時進行だから
アニメがどんどんオリジナル要素を入れまくること。
火野レイちゃんの性格が違うし、そもそも細かい台詞も展開も違うし、
アニメは一話完結で毎週あるけど、漫画は月一回だしずっとシリアスだし
あげてけばキリが無い。
もう本当にね時代が全然違う。大らかでしたね昔は。
最終回で泣いちゃって学校休む子供が続出したって話好きです。
自分はなぜかそのへんの記憶が消えてて…。
で、ついに漫画雑誌なかよしに手を出したのが1994年3月でした。
ちびうさが空から降って来る回です
ほらね、オタクになっちゃったじゃん!?
こんな罪深いアニメは他にない。
オタクにならざるを得ない。熱中せざるを得ない。好きにならざるを得ない。
あー。最後に一言。
セーラームーンは、美しい。