ウェスタンガール さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
魔女教会のカテキズム
キリスト教における七つの大罪は、その起源を4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスの著作『修行論』に見ることができる。
しかし、そこに述べられていたのは、八つある人間一般の想念(暴食、色欲、強欲、悲嘆、憤怒、怠惰、自惚れ、傲慢)であり、これらの「想念」の背後にはほとんど常に「悪魔ども」が控えているとしたところが面白い。
本書はまさに悪魔論であり、悪魔との対決マニュアルとなっているそうだ。
それらは魂が生来持っているもの、もっと言うなら、人間にまつわりついているものであり、人間存在そのものであるとし、修行者はそれと戦い、究極の不動心(心の平静)と愛を獲得しなければならないと言うのだ。
(ウィキ、“ポントスのエウァグリオス”より)
そう、Reゼロの世界なのだ。
ただしそこには唯一述べられていない、“嫉妬”という想念がある。
他の八つとは居所の違うモノのような気がするのだ。
例えていうなら、八つの想念は外向的であり、対する“嫉妬”は極めて内向的であり質が悪い。
だからこそ、“嫉妬の魔女”が特別なのだ。
{netabare}サテナ、エミリアにそっくりである。
怖ろしいのである。{/netabare}