うどん美味しい さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一期と比べると劣るが、それでもやっぱり面白い
去年「あたしンち」にハマり、第一期(2002年4月19日から2009年9月19日)全641話を50回以上見た
第二期は1話だけ見て???となり、それから見てなかったが、最近ようやく全26話を視聴し終わり、それから一期と同じくリピート再生している
一期と比べるとつまらない!!怒
と感じてしまった二期だったが、一期に飽きたこともあり、腰を据えてじっくりよく眺めていると、噛めば噛むほど味が出るように面白さが伝わってきてくれた。正直ほっとしている
何がつまらないのか、何が一期と違うのか、見ながら色々考えるのだが、実はよくわからない
絵は、キャラの顔や体に白く光る面が作られて、一期と差別化してるのだろうがこれが非常に邪魔である。
そういう苦情が入ったらしく、なんと6話から徐々に緩和されていた。恐らく放送前には5話まで作り終えてて、1話放送後にそういうクレームが入り、直したのだろう。
ウケると思ってそうしたのに猛烈なバッシングを食らう。続編にありがちなことである。制作サイドが驚いたであろうことが想像できた。
次が、タチバナ母の声。ちょっと、いやかなり、ケロロっぽい。
だけど個人的には自分は一期初期のタチバナ母の声が一番好きである。
この一期初期も「ケロロっぽい!」「声が違う!」と言う人が大変に多いので
聞こえ方、感じ方は人それぞれだと痛感するし
あたしンちの全盛期は初期ではなくて、一期の中盤から後半だったのかなと思う。
次に脚本と台詞。これが一番の原因じゃないかと思う。
全体的に急ぎ足でせかせかしてる。
一回分に3話もエピソードがあり、全26回で77話あるのだ。
お得気分もあるのだが、この「せかせか」感で、要は勢いとスピードで
台詞と脚本の完成度を誤魔化してしまっている。
見てるほうはわかってしまうのである。
クレジットを見ると、監督は一期と違う人だった。
なるほど。と思うと同時に、それにしては随分上手に作ったなぁという気持ちも沸きあがる。
本当は腕の高い人なんだろう。名作の一期ですらもアニオリ話が入ったころから迷走してる回がある。
なんだかんだで楽しめた。原作のストックはほとんど一期で使いつくしているのに
アニメ再開を望まれて無理矢理作ったにしては上出来も上出来だと思う。
やはり、キャラと声優が素晴らしい。
二期の監督、ありがとう。