0.2秒 さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ギルクラ大好き!人生のバイブル!という人は見ないのをオススメ
ネタバレ半端無いので要注意。それとかなり酷評。
まずギルティクラウンてどんなお話?
主人公の桜満 集(おうま しゅう)君は普通が大好きで、人に嫌われたくない一心で誰とも親密な関係を持たない、ちょっと中2な男の子(実際は高2)。
そんな集君はある女の子を助けるときに、偶然力を手に入れてしまいます。
それは人の心を取り出して武器にして戦ったり、頑固なフタもこれ一つで大丈夫!というどんな缶詰めでも空ける能力でした。
そんな集君は涯率いる葬儀社という組織に入り、GHQと対立して、死んだお姉ちゃんの復活を阻止しようとしたりしていきます。
結果
ガシッ!ボカッ!姉ちゃんと涯は死んだ。日本(笑)
1クール終了
その後はアポカリプスウィルスが蔓延し、生き残った学生たちを救おうとリーダーとなるも上手くまとめられません。
仲間からは「嫌われたくないだけでしょ?」などと言われる始末。
幼馴染み(このアニメの数少ない良心)の死をきっかけに「俺が選別してやんよ!」とクズを選別していきます。
パンパカパ〜ン!
邪気眼を発動したよ!やったね、集ちゃん!
「使えないやつを選別しなきゃいけない」とか言ってたやつらの言われた通り
「俺は選ばれし人間なんだ……お前らとは違うんだよ……」
とか言ってたら、一人だけ悪者にされたでござる。
挙げ句、みんなに捨てられ、唯一の味方のヒロインいのりちゃん(ヤンデレ)を死んだはずの涯に奪われて右手を切り落とされまた。
僕の王の力がああああああああああああああああ
( ゚д゚)
この辺は割とマジで面白いです。物語的にもネタ的にも。
事実、この辺だけなら一週間の中で一番と言っても過言ではないくらい楽しみにしてました。
そして、舞台は最後のステージへ
蘇った涯は完全にトチ狂ってるので、みんなは愛想を尽かします。
「親友だからまた仲良くしたいネ。集のことズト信じてたネ。とりあえず謝ったら許してやるからさ」
とみんな心から反省して、集君の元に戻ってきます。・・・(#^ω^)ビキビキ
以下略
涯は、これまた死んだはずのお姉ちゃんを復活させようとしたが、みんなの力を借りて、セグウェイに乗った集君はその野望を阻止しましたとさ。
めでたしめでたし。
なるほど、わからん。
2クール目の出だしは最高に面白かったんですよ。ホントに。
ただ、あまりにも人物の心理描写がなさすぎた。キャラが良い素材なだけ余計に。感情移入全く出来ない。おかげで泣かそうとしてるのはわかるけど泣けない。
これに尽きます。もうここが諸悪の根源。どうして何の説明もないままこんな設定にしたのでしょうか。
それと色々やって複雑な世界観を表現しようとしてるのはわかるんですけど、本当に必要でしたか?意味を感じられないので、理解しようとする気が起きなかったのも事実。
例えば
最終話で突然思い出したかのようにあらわれたケンジ君、もといスーパーハカー。なにしにきたん?
色々フラグ立てたけど、かませ犬にすらなれなかったダリル君。モブで代用可能だったのでは・・・
GHQとダアトという組織。結局何がやりたかったの?思想がよくわからんかったです。
変身したいのりちゃん。・・・あまり触れたくはないのでスルー。これは見たくなかった・・・
集、涯以外に王の力を備えたユウ。名前知らなくて今wikiで調べました。色々知ってる雰囲気だけど、実際はいなくても困らない。
不満を挙げていったらキリないのでこの辺で。
気を取り直してこの作品の良い所を挙げていきます♫
たぶん賛否両論なロボ(エンドレイブ)ですが、私的にはアリです。ロボに抵抗のある私でも全然嫌みがなく受け入れられました。
ノイタミナでロボを!というのをこの作品見る前にどっかで見て凄く不安だったのですが、作品内でロボは9割9分空気です。
数少ないロボの見せ場、最終話でファンネル使用という荒業によって、この作品におけるロボの重要性を理解しました。(゚σ ゚)ホジホジ( ・_<)σピンッ‥…--・
声優さんはホントに豪華でしたね!あまり詳しくない私でも主要メンバーは全員名前を聞いたことがある人。
もしくは声聞けば「あー別の作品であの声当ててた人だー」なんて思ったりしました。
演技については素人の私にはわかりかねます。ただ、良かったと思いますとしか言えません。ごめんなさい。
作画も気合いが入っていたのではないでしょうか。
人物の表情や背景などきれいに描かれているので、そういったところに注意を払って見れば、この作品キャラの心情を理解出来るかもしれません。まあ、99%無理だと思いますが。
音楽。これは良かったと思います。1クールのOPEDは勿論、2クール目のOPEDも大好きです。
戦闘シーンにかかる曲も世界観を盛り上げ、臨場感を出していました。
これだけ酷評してあれですが、先程も述べたように決して見るのが苦痛!つまらない!というものではないのです。一話一話見れば充分面白いですし、素材は最高級のものばかりです。
ただ、ちょっと最後に出来た料理を間違えてしまっただけです。ホントにただそれだけなんです!
世界観やキャラはホントに素晴らしいと思うし、友達を武器にする設定も悪くないです。ただ、超展開すぎて、自分の足りない脳みそでは保管出来ないくらいなんです。
事実、途中までは大好きな作品です。20話くらいまでは。
なので、最終話まで見た人の多くの方が叫んだであろう発言を代弁し、この感想文を締めさせて頂きます。
わけがわからないよ