レオン博士 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
主人公以外は脳筋なのか?
【紹介】
スポーツクライミングを題材にした高校の部活アニメ。
【スポーツクライミングとは?】
スポーツクライミングとは、ボルダリング、スピードクライミング、リードクライミングの3種目の総称でルールが違います。
リードクライミングは命綱を競技者が付けながら登ります。
スピードクライミングは最初から命綱がついており、15mの壁を登るスピードを競う競技です。
ボルダリングは命綱をつけずに5mくらいの低い壁を上り、下にマットを敷いて行います。
要するにいわかけるで他校とやっているのはボルダリングで、部活で特訓に行ったのはリードクライミングですかね。
スピードクライミングはやったことあるんですが、めっちゃ面白いけど、おなかとか腕のなんかよくわからん部分がピンポイントで筋肉痛になります。あばら骨の横当たりとか、二の腕の裏の側面とかそういう普段鍛えない部分が。
【シナリオ】
1話はかなり展開が強引で無理があったので、これはダメか?と思ったけど
酷いのは1話だけで、あとは変なところもたびたびあったけどそんなに気にならなかったです。
やっぱりスポーツアニメは大会が始まると一気に面白くなりますね。
【音楽】
EDテーマが、みんなで歌うバージョンとか個人が歌うバージョンとか色々聞けて良かったです。
【キャラクター】
ライバル校のキャラクターが変なキャラばっかりだったけど、
まっとうなキャラばっかりだと退屈だし、難しいですね。
クモ女とかはいいけど、くるくるすはさすがに痛すぎる。
個人的な好みの問題ですけど、変な口癖のキャラクターってどうも好きになれないんですよね。安直なキャラ付けって感じがして。
選手の個性がでづらい競技だと思うので、選手に変な個性持たせるよりも、専門性で勝負してほしかったと思った。
なんかこのアニメだと主人公だけルート分析して丁寧に登る頭脳派であとは身体能力にものを言わせて力づくで登る体力バカって印象になっちゃうんですよね。
でも実際、大会に出るような選手はみんな頭使って登ってると思うので。そういう競技そのものへのリスペクトがイマイチ足りないところがこのアニメの限界を作ってしまっていると思う。
【総評】
ところどころ手抜きなところとかおかしなところはあったけど、面白かった。
これからスポーツクライミングちょっとやってみようかなって人向けに初心者向けの練習方法とか、中級者向けに戦術的な部分とかを丁寧にやってくれるともっとよかったと思います。
【1話のおかしなところについて】
{netabare}
・ライバルであるチームメイトのジュンの行いはただ単に経験者が天狗になって初心者をいじめてるだけ。
・経験者とは言え1年生が上級生差し置いて勝手に新入部員の入部を認めるとか拒否する権力なんてあるわけない。(もちろん上級生にもそんな権限ない)
・興味半分で始めたのが気に食わないらしいですが、ジュン自身も幼い頃、興味半分で始めてるのに、興味半分で始めたのが気に入らないから勝負して負けたら入部認めないとか、ひどくない? 理不尽すぎる
・昨年、上級生2人で新設した部活らしいですが、部員2人しかいない部を新設なんて普通は認められないし、高校の部活で顧問が見ていない状態であのような危険な部活やらせるとは思えないし、創部2年で立派な練習設備が整っているようだし、ちょっとあり得ないなって思う。
・まだ入部していない主人公を明日の大会に出場させるのは無理だと思う。公式なスポーツの大会って1週間くらい前までに出場するメンバーを届け出ないといけないんですよね
特にスポーツクライミングって1人か2人ずつ順番にやっていくんでしょうから、飛び入り参加されると日程の都合で運営側が困るでしょ?
{/netabare}