天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ちょっと私的アニメ感想簿9
1920年代禁酒法が施行されているアメリカが舞台のアニメ。
禁止されれば密造されるのが世の流れ
そして非合法な行為により力を持つマフィアがはこびる世界
そのマフィアに家族を殺されたアンジェロの復習劇を描きます。
当然、暗い雰囲気で血と暴力と殺人の連鎖です。
ただ、それだけで終わらないのは、登場人物達の心理描写が優れてるからでしょうね。
当然出てくるのはほとんど人間の屑ばっかしです。
そんな彼らにも守るべきものがあります。
それはファミリー
そのファミリーに敵対するものは敵、当然容赦はしない。
その中で復讐を続けながらのし上がっていくアンジェロ。
だが、そのために親友であるコルテロを、自らの手で殺さざるを得なくなり、その事がきっかけで次第に壊れていくように見えました。
最後のシーンをどう感じたか?
はっきりさせない描写に批判はあるかと思いますが、こういうラストもこの作品ならいいんじゃないでしょうかね。
ところで和をテーマとして世界に打って出るつもりが、とんでも作品になってしまったアニメ(おいっ)がありますが、外国を描いてこんなにしっかりした作品を作ることが出来るんですから、そこまで「和」を意識しなくていいんじゃないでしょうかね。
出来れば、この作品にようにしっかり作られた作品をもっと見たいです。
おまけ
「こ、これは素晴らしい」
「そうだろう、このウルトラセブンは今までの子供番組とは全然違う。」
「これなら売れる!ぜひ、俺のとこにも回してくれ」
・・・いや、ローレスヘブンがセブンに聞こえたもんで(違)