あすは さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
自分は楽しめたが、ある意味敷居は高い
何か偉そうにいろいろ書いてしまいました。
ちらしの裏なので、許してね。
俺TUEEE系なろうアニメですw でも、話の作りはなかなか手練れという感じ。原作未読。
物語上のつまらないいざこざで不愉快を感じるということがありません。相手のどんな策略も、笑みを浮かべたまま、悪だくみを見抜く聡明さと圧倒的力ではねのけていきます。気持ちいい。
なろう系に時々見られる主人公への不快さは、微塵もありません。
これは、主人公の精神が未熟でなく、大人だからですね。首尾一貫してる。物語のなかでも、下手な挑発にのってどうすると言ってましたが、この煽りにまるで揺るがない精神の強さが、もう気分いいのです。
すごく親思いなのもいいですね。どうもそうなる過去があったらしいことを思わせるセリフもありました。
物語って、小難しく、深く、深刻にみせるのは割と簡単だと思うのです。そういう安易な方向にいかず、シンプルにエンターテインメントに徹する姿勢は好感が持てます。
ファンユニオンの歌の痛々しさは、もうたまらないですねw この痛さに耐えられるか、という作り手側の挑戦かもしれませんw 身もだえしつつ(あるいは爆笑しつつ)、しっかりとこの様式美を受け止められるかが、この作品を楽しむ関門になってるかも(何度か歌が出てくるけど、出てくる度に痛さが倍増していきますw だんだん慣れさせようという温情かな?)。その意味で、敷居は高いといえるかも?
大沼心監督の名前を1話で見て、その時点でもう安心して見れたというところがあります。いままでこの人の監督作品を見て、がっかりしたことがありません。音楽の使い方がこじゃれてていいですね、毎作品、印象的な音楽と映像の絡みがあります。
というか、この人最高だわ。