「ハイキュー!! TO THE TOP(第2クール)(TVアニメ動画)」

総合得点
76.7
感想・評価
235
棚に入れた
1069
ランキング
686
★★★★☆ 3.8 (235)
物語
3.9
作画
3.7
声優
3.9
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

爛熟する多彩さ<85>

4期後半はインターハイ準優勝の強豪、稲荷崎高校との対戦。
統制の取れたブラスバンド・歴史を感じる観客といった周辺から、西谷でも上げられないサーブ・ブロックできないスパイク・変人速攻を見て即使ってくる対応力等々、強豪・格上描写は豊富で巧妙。
そんな強敵に、第一クールで溜めてた主人公日向の成長がキーとなって勝ち切る王道の展開。
これが単純なパワーアップや必殺技じゃなくて、みんなが激闘の終止符を打つべく早く早くと焦るのを落ち着かせる高いレシーブってのがたまらん精神的な成長を描けておりやした。
日向の成長にプレッシャーを感じる影山、淡々と日向の裏面的な成長を見せる月島と対比もお見事。

作品の熟成に伴って非常に多数のキャラクターを多面的に関連させていく技術が爛熟の様相が見て取れた。
例えば試合の局面に対するリアクションにしても、選手・監督同士はもちろんとして今まで戦った選手の目線、強豪校の応援で長年見てきた目線、元選手の彼氏と連れられてきた彼女のカップル、マネ子ちゃん(メガネの方は出番がなかったような)、引退した先輩等々、超多彩でそれぞれ異なる目線からのリアクションで局面が肉付けされていく。
さらにバレーのルール上、さっきまで試合に出てた選手が外から試合を見てまた戻っていくなんてロールの変化もあったりとキリがないくらい多彩。

今ジャンプアニメを語るとありえない超ヒットとの比較もよぎるわけですが、そもそも超ヒットするには正規分布のあっち側もすくい取らなきゃならんわけですが、これだけキャラが多彩だと負荷が大きすぎてそら無理ですわな。
という訳で、原作が完結してしまってこの傑作アニメシリーズは今後作られるのか?という不安は解消されないわけですが。
あやしげないかがでしたかブロクには6期まで制作決定してるとか書いてあったけれども。
とりあえず続くようなら夏期あたりに放映が来るはず、とも。

田中回良かったわ<80>
17話まで視聴。
16話で田中エピソードをまとめあげた手腕に感心してたら、試合終わってないのに音駒高校
の試合が始まって次回にも続く。
ちょっと肩透かし感を感じるが、原作通りの構成。
{netabare}次の試合の対戦相手だからやね。同時刻に試合してるので差し込んできた、と。音駒は3回戦の相手としてはちょっと格落ち感もあるけど、さんざん伏線張ってきたし、{/netabare}構成・演出の円熟味でうまく料理されることでせう。

後半はじまったが<74>
さて後半開始。初回からバチバチとやりあってて内容面の不安はないんだけど、分割2クールの分割中に原作は完結してしまった。
今アニメでやってるところが29巻で最終巻は45巻だから、多分今期終わった時点でも長大な尺が残されてる。
アニメはこれで打ち止めか?それとも最後までやるのか?
スポーツアニメの最高峰だけに気になる所。

投稿 : 2020/12/20
閲覧 : 345
サンキュー:

4

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