Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
俺が必ず、お前を救ってみせる。
この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版第1期とOVA2本…そして第1期の新編集版は視聴済です。
私の中で「お気に入りの棚」序列4位のこの作品…自分でも表現の仕方が分からないほど視聴を楽しみにしていました。
総力を結集して白鯨を討伐した後、満身創痍のレムを王都に帰還させました。
この時、スバルは更なる脅威に立ち向かう必要があったから、当然の選択だったと思います。
じゃなかったら、きっとレムはまた無理を積み重ねるだろうから…
ですが新編集版のラストが妙に後味が悪かったんですよね。
後味の悪さの理由…全貌は今期明らかになるのですが、こんな展開が待ち受けているなら、一緒にいるべきだった…
「後悔先に立たず」とはこういうことを言うんでしょう。
魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウス・ロマネコンティを打倒し、
エミリアとの再開を果たしたナツキ・スバル。
辛い決別を乗り越え、ようやく和解した二人だったが、それは新たな波乱の幕開けだった。
想像を超える絶体絶命の危機、そして襲い来る無慈悲な現実。
少年は再び過酷な運命に立ち向かう。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
どこでボタンを掛け違えたのだろう…
これまで何度も死に戻りを繰り返しながらも、唯一無二の正解を手繰り寄せてきていたとばかり思っていました。
ですが、それが単なる幻想でしかないことを思い知らされ、後悔する間も無いまま状況を打破しようと懸命にスバルは藻掻き続けるのですが…
1クールの尺を全部を使って、使い捨てられるのは自分の命だけだと何度も死に戻りを繰り返すにも関わらず、状況が1㎜も好転しないって、一体どんな仕打ちなんでしょうか…
物語の舞台は「聖地」に移り、スバルの前には魔女が現れました。
合わせて見たことのない魔女教の大罪司教も出てきましたけれど…
この作品を視聴して思ったこと…
魔女と、魔女を崇拝する魔女教の司教は、物腰が全然違うということです。
司教は、好戦的で情け容赦の無い面子がそろっていますが、魔女からはそういう雰囲気は感じられないんですよね。
ですが、魔女と人との違いの片鱗が感じられる場面が無かった訳ではありません。
暴力とは対極の位置にいながらも、相応のことができてしまうのが魔女の本質なのかもしれません。
だから白鯨みたいな怪物が世の中を跋扈することにもなるんですけどね。
魔女の全貌が明らかになっている訳ではないので、これからの展開次第で印象の変わる可能性は大ですが、現時点では司教ほど印象悪くはないです。
でも、これって演じている声優さんによる影響が多分にあるかもしれないんですよね~。
エキドナ(CV:真綾さん)
ミネルヴァ(CV:みかこし)
ダフネ(CV:奈央ぼう)
テュフォン(CV:くのちゃん)
セクメト(CV:中原麻衣さん)
カーミラ(CV:石見舞菜香さん)
この声優さんの布陣…凄すぎでしょう^^;
これから魔女たちがどの様な形で物語にかかわってくるかが楽しみで仕方ありません。
一方、物語の方は相変わらず分からないことだらけです。
唯一分かったのは、スバルの死に戻りには回数制限が無さそうということくらい…
どうして誰もがスバルを窮地に陥れるのでしょう。
スバルの味方ってレムとエミリアを除くとラムとペトラくらい…
実際に今のレムに頼ることはできないし、エミリアだって試練の回廊を彷徨っています。
この絶望的で突破口も見えない状況を、スバルはどの様に打開するんでしょうね。
きっと「打開できない」という結末は無いと思うので、今回もどうにかして正解を掴み取るんでしょうけど、気になるのは支払う代償です。
心が傷つくことで、もう十分代償は払っている気がするのですが、きっとそんなに甘い展開は待ってはいないでしょうね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、鈴木このみさんの「Realize」
エンディングテーマは、nonocさんの「Memento」
鈴木このみさんは第1期から引き続きになりますね。
どちらの鬼懸かっている楽曲だったと思います。
1クール全13話の物語でした。
そういえば著者の長月達平さんが「もし、コロナウィルスの影響で放送が延期にならなかったら、最終回はエミリアの誕生日と同日だった。」とTwitterで呟いていました。
おのれ、コロナウィルスめ…
苦しい展開の連続で微塵の容赦もありませんでしたが、全ては次に繋がる布石なのでしょう。
後半クールの視聴を楽しみにしています。