DEAN さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
このアニメを見終えて、胸が温かくなるような心をもっていることに感謝
劇場版が公開されたということで、観に行く前にもう一度試聴しました。
振り返ってみると、俺何回泣いたんだよ…
泣いてない回のほうが少ないアニメなんて俺史上前例がねぇよ!
まあ俺が流した涙の量に関しては置いといて、まじめにレビューします。
「ヴァイオレットがいろんな愛のカタチを手紙を綴るという立ち位置で身をもって感じ、理解していく。」
このアニメのどこで感動できたか、魅入られたかといわれれば間違いなくこの点でしょう。重要なのは「ヴァイオレットが心動くシーンの描写」ではなく「ヴァイオレットが心動くこととなった物語の描写」に力を入れているということ。そこに力を入れることによって、ヴァイオレットが感じた「愛」を同じだけ見ている側も感じることができる。心動くシーンの描写がなくても、「そりゃあこんなもん身近でみせられたら心も動くわ」と納得することができる。そして最後には、自分の中にあった愛に気づくヴァイオレットをみて、胸が温かくなる。
確かに粗探しすれば心当たりはいくつかあるけど、それでもこの一連の流れを「体験」させてくれたことに比べれば些細なことでしかないわけです。
映画館行く前にみてよかった。ありがとうヴァイオレット・エヴァーガーデン。