みかづき さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ミカサ と ハンジ。 と 特攻する若者たちへ「怒れ!」「叫べ!」・・
私のどーでもいい感想日誌を読んでくれてありがとう。
SEASON1以降をここでまとめちゃう。
SEASON2 壁の向こうへ決行する調査兵団が中心 舞台が平原と森。よかった。
SEASON3-1 王家、ヒストリア、国家内の人間劇で、長所のスピード感が大減速。。
だん長に感じるが、必要なストーリーとガマンじゃ〜。
堅牢な既得権益・階層を打破れるのは国家も極限状態のときかもしれないね。
アルミン
目を覆う。原爆被爆者のような、黒く焼け焦げた為に固定された姿勢がすさまじい。
痛切。。自己を犠牲に、極度の苦痛・痛覚を精神力で凌駕し使命を全うする。
注射器で救える命は1つのみ。
アルミン エルヴィン団長は 天秤にかけられる。
エレンとミカサは、アルミン救命を乞う。
エレンとミカサ
エルヴィン団長が、多くの同胞が自己犠牲、屍の果て・・未来の為に
生き残らせた最大優先度の存在だと、もちろんわかっていただろう。
一方、アルミンにも、窮地を覆す、逸材の"力"の存在を認めている。
ここで、女性の存在に注目してしまう。
ミカサ
いつもおなじ調子で分かりやすい。
疲弊したツヴァイ兵長、その注射器をもった右腕を強引に掴み、
ままなら奪い、アルミンに使ったであろう。
調査兵団で二回り強いだけの美形兵士さんで、戦闘にしか強味、見せ所がない。
もっと"こころ"の見せ場はないものか?
ミカサの外見と戦闘力と唯一独エレン以外の良さがあったら教えてほしい。
ここで、同じ女性
ハンジ
副団長であるハンジも、多くの同胞が自己を犠牲に、屍の果て・・
未来の為に ここ迄生き残らせてもらってきた。自分も最優先順位の存在だと
自分に捧げられた『誰にとっても 本当は平等な命 積み上げられた尊い屍』を心底に刻んでいる。
他のレビューの言葉が良かったので一部お借りします。
この作品で一貫しているコトに
《死が充満する、容赦のない世界》で
「国家の存亡、人類の存亡、民族の存亡、そして 対する
かけがえのない、世界で唯一無二の自分の命 あるいは
同じく唯一無二の大切なひとの命」に対して
『極限状態の中で最適解を求められる』コトだ
フロック
最終盤、9人の壁の英雄を戒めようと、決して勘違いするな!
とはなった「私情」という言葉に今作では置き換えられている。
その私情でいつも解を導き行動にうつすミカサが 心底 羨ましい。
と同時に"こうはなりたくない"と私はつよく思う。
『使命感』
その天多の痛み・命・屍を積上げ『悪魔になった、なるしか無かった業ごう』。
幾層、悲壮に溢れきっても 血涙を流し、麻痺に至り、最適解をだす牽引者たち
エレン・クルーガー(フクロウ CAST名確認済)
エレン父(ダリシャ・イェーガー)
エルヴィン団長
くらべて、
ミカサは《私情》。でもまだ若いし、、駆けつけたハンジに諭され、剣を置く。
だが、アルミンでなくエレンだったなら、剣を置いただろうか?
巨人を宿すエレンのために、時間稼ぎや壁になるしかできない団員は
何人?? 命を捧げてきた。
自分は雑魚だ。死んだ団員たちも お前らに比べれば雑魚だ・・。でも、、
「なんの勲章だ? (お前らは本当は)なにを弔う!?」
死んだ団員たちの代表 フロックの言葉は重い。
フロックは新人雑魚団員で「恐怖」でいっぱいなのだ。
経験も実力もない。助け合える守ってくれる同期生もいない。
でも ミカサは「ふつう」なだけ。悪いわけじゃない。
使命感に捧げられたなかで、「ふつう」なミカサの愚かさが
彼女を愛おしいとおもう方もいるだろう。
私も、フクロウ(エレン・クルーガー)のように振る舞いたい、とおもいながら、
ただ自分の幸せのために、そのとき ミカサのように行動するのでは とおもう。
だから、登場する同じ女性として、
ハンジが とても『尊い』。 "ふつう"でいれたら どんなに楽だろう。
彼女はライナーや元団員を含めての『拷問役』でもある。
拷問を・・元身内の拷問をも、誰が手を挙げてやるだろう? 誰が代わってやるだろう?
『幾多の犠牲、屍の上に』
鎧の巨人から漸く剥がしたライナーを、取り逃がしたときも
ジャン「くそぉーーっ!俺のせいです!! 俺が、取返しのつかないことをぉーー」
ハンジ「私の判断だと言ったろう。」と。。
"ふつう" という言葉
"ふつう"が愛おしいとか、大切とか。逆に良くないとか。
普遍的な意味をもつものでなく、状況や目的で意味や姿が一変する、
(多義な)ただの"言葉"なんだなーとあらためて感じた。
私は天邪鬼で、さらに邪推してしまった。
ツヴァイ兵長の決断と責任だろうが
アルミンを見殺しに、エルヴィン団長を救命してたら
始祖の巨人を宿すエレンと、超戦力のミカサを
離反させてしまい失ってしまうのではないか?
つまり、
アルミン+エレン+ミカサ の3人 vs エルヴィン団長1人
という天秤にかければ、アルミンを救命するほうが総力として計算にもあう。と。
アルミン達は伸びしろもある。
エルヴィン団長は、このSEASONに至るに、
突出したその創造力と指揮能力による絶対的存在感は、
アルミン達の成長に相対して弱まってきていた。
物語で語られていないが、
ツヴァイ兵長が、エルヴィン団長の辛さ、背負う業の深さを知るからこそ、
もう旅立たせてやろう・・というおもいを「この計算」が後押しさせたのではないか?
獣の巨人
高い身体能力で格闘戦なら鎧の巨人に勝り、遠隔から投擲攻撃を精射できるから、
動きの遅い超大型巨人にも勝るとおもう。
だがライナーとベルトルトを屈服させてるのは、未だ語られていない、
別の社会的な抑圧力なのだろうか?→ファイナルSEASONへ?
大人になってゆくエレン
始祖の巨人の力で、これまで様々な謎とされてきた知識や経験、事実を
閃きのように、次々とひとり記憶してゆく。頭を抱えるエレン、その姿を凝視するアルミン。
壁のむこう・・信じた青い海・・
駆逐すると誓った巨人は、おなじ生活も家族もある おなじ喜怒哀楽も
痛みも憎しみも 怒りも涙もある
抑圧と虐待も経験した
おなじ人間だった
知ってしまったエレンには
澄み渡る青い海は、"自由"の象徴ではなかった
透きとおる美しい空は、"希望"を象徴するゆえに
1人取り残されたと感じる自分には 悲しい"絶望"の空たり得る
リアリズムを追求したこの作品
ファイナルSEASONでファンタジーで終わらないように願う
OP 私は好き! 紅蓮の弓矢 似で、あっている
物語と描写が突き抜いてる 私の気持ちでオール5.0にしちゃう
私のこれまでのレビューでは唯一作。
追記
獣の巨人たちに 「次の世代へとつなげ!!」 タイトルのように
特攻する その若い命を散らし、進む兵士たち
悲しくて いちるの血路を開くため しかたなくて 涙がでる。
過去の日本軍の特攻より意味があるけど・・
レビューまだだけど まどマギも オール5.0予定!