マーティ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
真実に向かおうとする意志
ジョジョ5部です。舞台はイタリア。主人公のジョルノ・ジョバーナが、ギャングに憧れギャングのトップを目指して仲間たちと冒険をする話。
ジョジョの特筆すべき点と言ったら、やはりスタンド能力を駆使した頭脳戦・心理戦(1・2部は波紋)。味方も敵も負けじと次々と攻撃を繰り返し、勝利していく。
5部はスタンド能力が複雑化し、一度見ただけでは「ん?どゆこと?」ってなりがちです。そこは「スゴミ」です(笑)。そうゆうことなんだと理解しておきましょう。
例えば5部だったら特にプロシュート・ペッシ戦。護衛チームが亀の中に乗る→プロシュートたちも列車に乗る→ザ・グレイトフルデッド使用で護衛チームがピンチに追い詰められる、、、ここから敵味方がお互いに腹の探り合いをしていきます。敵をやっと倒した、、、と思いきや、生きてスタンド能力は持続しており常に緊張感の絶えない、迫力のあるバトルがめっちゃ面白いです。
こんな風に前半は暗殺チーム、後半はボス親衛隊との絶えないバトルが繰り広げられるわけです。
他にも、5部は、味方も敵もお互いの信念があるところがカッコイイです。護衛チームは最初はボスの任務を命を懸けて遂行する、暗殺チームは自分たちの理不尽な扱いに耐えられず必死にボスの正体を暴く、など。
今まで(特に1~3部)は、敵は絶対的な悪、味方勢は黄金の精神をもって敵を倒す、って感じでした。しかし5部以降はお互いに信念がある戦いが多い(7部は特に)。
最後に、5部の話は「理不尽な世の中で正義を貫く」話だと思ってます。ブチャラティは麻薬を子供に売る組織に疑問を持っていました。最後にブチャラティは満足げにあの世に旅立ちました。自分の中の本心を信じることができたのでしょう。
もう一つ良かったのは「真実に向かおうとする意志」です。アバッキオの同僚のセリフですが、モブキャラのセリフがこんなに感動させるって凄くないですか!?
ジョジョ5部のアニメも素晴らしい出来でした!この調子で6部や7部も見たいなぁ。
これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。