タック二階堂 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ズドラーストヴィチェ!
詳細は1、2期を観てください。
網走監獄に潜入して、のっぺらぼうを確保しようとした杉元たちを第7師団が襲撃。のっぺらぼう(の影武者)は銃殺され、杉元も撃たれてしまいました。
傷心のアシㇼパは、キロランケに連れられ、白石、尾形とともに樺太に渡りました。それを追って、杉元も谷垣とともに第7師団と結託して樺太へ向かうことに。
樺太の大泊港から、樺太アイヌの村でアシㇼパらしき少女を見たという情報を得て、その村に向かい、さらに北のロシア人の村へと向かいます。その村で杉元は、村人のロシア人といざこざになり、スチェンカという裸の男が殴り合うだけの余興に参加することに……。
という初回です。
言うまでもありませんが、これは3期目になりますので、ここから観始めるという人はいないでしょう。ストーリーは、日露戦争の時代に、北海道でアイヌの秘蔵していた金塊をめぐって繰り広げられるサバイバルバトルといったところです。キャラの変顔で話題になりましたよね。
ちょっと期間が開きましたので、忘れてるかな―と思ったけど、意外と覚えているもんでw ガッツリと前回の続きなので、ホントここから観ても何が何だか分からないでしょうね。
すべてにおいて、まったくクオリティーが落ちておらず、何の違和感もない。スルッとゴールデンカムイの世界観に入っていけます。どの段階でアシㇼパと合流できるのか、というのが序盤のテーマでしょうね。もちろん継続視聴です。
=====第二十八話視聴後、追記です。
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アシㇼパたちの足取りを追う杉元たち。到着した樺太の豊原で、なんと子供にスリを働かれ、荷物を奪われてしまいます。同行メンバー全員で追いかけると、なんと逃げ込んだ先は樺太公演を控える曲馬団・ヤマダ一座。
低頭平身で非礼を詫びる座長・ヤマダ。そんなヤマダが見せた手品によって、杉元は自分の名前を売ることで居場所をアシㇼパに知らしめるという方法を思いつきます。そして、そのために選んだマジックが「ハラキリショー」。はたして、杉元は見事にマジックを完成させられるのでしょうか?
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というお話。
いや、もう本当に面白いですw なんていうか、ギャグのセンスが非常に高い。登場キャラが軒並みバカというのが、この作品を面白くさせている要因なんですね。ここで言うバカとは、頭が悪いというのではなく、バカなんです。ちょっと何言ってるかわかりませんがw
まあ、この作品は原作もそうみたいなので、これでいいのだという気持ちではあるのですが、この3期は前2期にも増してギャグ要素が強い印象。もちろん面白いんだけど、もう少しこう、なんだろ。前までの鶴見中尉率いる第7師団が追ってくる緊張感とか、土方歳三との駆け引きといった部分がないから、ちょっと物足りなさを感じているんですね。
これは、話が進めば出てくる要素なのでしょうから、今はバカを見て笑うという流れでもいいのかもしれませんねw
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=====第三十二話視聴後、追記です。
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新たなる入れ墨人皮を持つ老人・人斬り用一郎をめぐり、土方歳三らが再登場の回です。
土方歳三とか永倉新八は実名なのに、なぜ岡田以蔵じゃダメだったのでしょうか?
今回は、まさにゴールデンカムイの真骨頂のような回でした。いい話。ギャグ一辺倒では、少し物足りないからこそ、こういう話があってバランスが良いんだと思います。
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=====最終話視聴後、追記です。
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杉元がアシㇼパと再会し、キロランケニシパが死に、ソフィアは姿を消して、負傷した尾形は逃走し、杉元とアシㇼパは鯉登たちとともに鶴見中尉のところへ行くというところで終了でした。
すべてにおいて完璧な“溜め”のクールだったと思います。
うん。ほかに言うことがない。ケチのつけようがない出来です。長編だけに、しっかり腰を据えてキャラの掘り下げも行いつつ、ロードムービーとして次の展開への引きもいい。面白かったですよ、本当に。
さて、4期はいつになるのでしょうな。
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