まつまつ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
観るのが辛かった
震災をテーマにした作品なのだから鬱展開である事は分かっていたが、
中々最後まで観るのは辛い作品だった。
一番辛かった理由は姉弟の行動が観ていてイライラしてしまうというのが最も大きかったのだが...
中1の姉未来は思春期で反抗期だからまぁあれがリアルと言えばリアルなのかもしれないが、無駄に背伸びをして子ども扱いしないでという割には周りを一切見ないで行動する。
小3の弟悠貴も好き勝手動き周り、はぐれて度々探す羽目になる。
あれだけの震災が起きてパニックになればイライラもするし些細な事で喧嘩するのも理解は出来るのだけど何かモヤモヤしてしまう。
お台場で出会った真理さんは幼い娘を持つ母としての優しさと強い責任感を持つ女性なのは分かるけど現実あそこまで他人の面倒を見てくれる人間もそうそういないだろう。
まぁ正義のヒーローとしての理想像ではあるけれど。
そしてラストは悠貴が途中から死んでいるんだけど未来にだけは見えているというファンタジー展開。
あれだけ多くの人間が死ねば周りの人間が全員無事ではないという方が現実的なのかもしれないけど、小野沢家は全員再会出来て心がスッキリした気分でラストを迎えたかったのが個人的な感想。
あと気になったのは
災害ボランティアの活動が震災後すぐのようだったけど、一般人がそんなに直ぐに危険な場所の瓦礫撤去とかするかな?
震災後数日で受け入れ態勢が出来るとも思えないんだけど。
首都圏で災害が起きると被害が凄まじい事になる。
コロナでも人口が集中しているだけに感染者数が他県と桁違いに増える。
やはり人口が密集する事でのメリットもあるがデメリットもかなりある。
この先の未来、どんな予想外の災害が起きるか分からないだけに一極集中ではなく地方に人が分散して住む方が良いと改めて思った。