ブラッキー さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
数々の人から内容を忘れられる日本アカデミー賞受賞作品
この映画はオタク向けに絵を描いているシャフトとオタク向けの映画を作る新房監督とが一般向けに売り出すために作った映画らしいです。
まあどっちにもそっぽ向かれたんですけどね
まず、シャフトはやはり奇麗な絵を描きますね。とはいえやはりアングルなどは一般向けにしては独特で過激すぎた印象
主演に俳優を使っていますがこれは俳優自体の能力というより演技が死ぬほどかみ合わなかったように感じます。広瀬すずの方はまだかみ合ってたのですが菅田将暉のほうは俳優の演技と声優の演技との剥離が際立っておりきつかったです。監督の演技指導あるいはキャスティングに原因があります。
原作は1995年のドラマでなぜこれをアニメにした?映画にした?というような内容。原作では小学生だった主人公たちを中学生にしてしまった異性で様々な台詞回しがかなりきついものに。中学生なのにうんこは連呼しません。
あとは原作が50分程度なのを90分に伸ばすために様々な引き延ばしを行ったようですが{netabare}(タイムリープ設定など)ここを伸ばしたというところが何となくわかってしまうところが流石にまずいですね。まずタイムリープは何回かやるのですが、方法はとりあえず試してみた程度でもわかるのですが、なぜか口にした出来事をそのまま再現してくれるという能力を伏線もなしにそれを実行したため目が点になりました。主人公は何かしらの超能力でも持っているのでしょうか?{/netabare}
ストーリーもありきたりでこれといった面白みもないですし売上爆死というのもうなずけます。
金ローで放送しなければ誰も思い出さずに忘れていたので日本アカデミーの件と言い放送したのは大人の事情なのだろうなと察します。
もしかすると酷評を書いた以外は忘れているかもしれないため、もしこれを見て内容を思い出せたらぜひとも自分をほめたいと思う作品でした。