まにわに さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
自由飛行FPS
見終わって: {netabare}面白い世界観だが、不満な点がいくつかあって、バグと連呼しながら定義が曖昧だったり、人間側の描写を避けている節があったり。
1話から人生相談を親方にするのは筋違いと思ったし、4話の裏口入隊もそうだが、すれ違いのままでいられるように自分を変えたいを理由にしたり、7話で閉鎖的な村人のRPG序盤のようなことをしたりと。
これらは人間側を描かなくて済ますため話運びで、人間をゲームの登場人物として描こうとしているのが引っかかってて。
そのなかでもナツメは育成要素があり、カブラギが感情移入しても筋が通るので、プレイヤーがゲームキャラにリアルに会おうとする話で見てて。
でも設定上どちらも実在してるから、ゲームキャラのために世界を壊そうとするゲームとしても通るような内容でずっときてて。
実のところ、最終話で登場人物総出で「ゲームクリアおめでとう」という嫌な終わり方もありうる内容で。
他の人の感想を見てみると、5、6通りの解釈があるように見受けられ。
人によって見方が違うのは、たぶん、2話で世界観が大きく切り替わって、人型で見るかスポンジ型で見るかで迷いが生じたからだと思うが。
これを踏まえて、私の好みをもとに解釈し直すと、
最終話のシステムとの対話とリミッター解除の飛躍がメタを切り替える準備で、最後のカブラギがシルエットなのが視聴者を投影しやすくするため。つまり、カブラギもゲーム内のプレイヤーキャラで、ゲームクリアをしたのは見てる側、という見方ができそう。{/netabare}