「食戟のソーマ 豪ノ皿(TVアニメ動画)」

総合得点
69.2
感想・評価
205
棚に入れた
910
ランキング
1876
★★★★☆ 3.4 (205)
物語
3.2
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.5

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ネタバレ

すかり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「美味しい」も愛

おさずけパルスに耐性があり豪ノ皿まで観ました。
一応料理バトルの作品であるけど、ここまで追って観ていると、
もう遠月10傑のメンバーが誰かとか、どっちが勝つかとか
勝負事に関して興味なくなってました。

では、何が気になって観ていたかというとそれは、
出てくるお皿と幸平君とえりなっち(薙切えりな)の進展度合い。



『いつか絶対お前に、美味いって言わせてやる』

これは、最終話のラストでビビッときたセリフ。
元々は、1期で幸平君がえりなっちに言ったものですが。
その当時、幸平君は遠月学園に入ったばかりでしたね。
そして、えりなっちがその学園のトップに近い存在。
勝ち気の強い幸平君なので、このセリフは当然といえば当然。
「遠月学園のトップを倒したい」そのまんまの意味だと思います。


しかし時が経った今、同じセリフ
『いつか絶対お前に、美味いって言わせてやる』を聞いても、何か違う。
昔の様な刺々しさはもう無く、何となく男気や優しさを感じました。
幸平君の愛情みたいなものを。


一方でえりなっちは、本当に幸平君の前で『美味しい』って言いません。
天丼食べておはだけもしているのに。
絶対美味しいと感じているハズなのに…。
怪しい。
やっぱり、美味しいのに美味しいと言えないのは、
何か別の意味がある?


イエス、えりなっちは分かりやすい。
言葉で否定しても、表情に出まくっているツンデレですから。
これは、好きな人に好きって言えないアレに似てます。
神ノ皿の時も薄々感じていましたが、豪ノ皿を観終わったとき、
確信しました。
今や、2人の間において『美味しい』=『好き』なんだと。


そして豪ノ皿の最後、最高で最悪の終わり方でした。
幸平君のゲテモノ料理でイチャイチャしてから、
『さあ、次の皿こそ美味いって言わせてやる』
『おあがりよ』
と、えりなっちに言っておしまい。
「…ん?あれ?終わり?」って思っちゃいましたね。
制作陣が憎いです。
粋な終わり方ですが私は聞きたかったなぁ。
えりなっちの口から『おいしっ』って。



豪ノ皿では
『いつか絶対お前に、美味いって言わせてやる』を
『いつか絶対お前に、好きって言わせてやる』に
変換してもおかしくないくらいの、少年少女の成長を観れました。
やっぱり、ライバルであり恋仲に進展していましたね。
予想通りと言ってしまえばその通りなんだけど、
私が観たいものが、そもそもコレだったので満足です。

あと、隠れ要素の「食と家族」も観れて良かった。

投稿 : 2020/09/27
閲覧 : 138
サンキュー:

5

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