テナ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
優しい魔王様
この作品面白そうが1話で確信したのが2話です。
後から知りましたが電撃文庫作品。
安定の電撃文庫かぁ〜ここの作品は私的にはどれも面白い作品で魔王学院も納得。
まず戦闘シーンですが迫力ありますね。
アノスの無敵を思わせる戦闘は爽快感がありますね♪
このアノスは元は暴虐の魔王の転生なのですが凄くカッコイイのです(´艸`)*
魔王なんで、性格悪いのかと思うと優しいし残虐なシーンはありますが、単に残虐な事をするわけではありません。
大切な人を傷つける人や考え方が歪んでいる人にしか残虐な事はしません。
そして、周りの者達を大切にし敬意すら払える素敵な魔王様でした。
そして、サーシャとミーシャです。
ヒロインの2人なんですが最初凄く2人は仲が悪いのです。
でも、それには秘密があるのですが、私が思ったのは2人の不器用さ…
サーシャがミーシャに酷い事をするのはミーシャの為、そんなサーシャの事に気付いていたミーシャ…なんて不器用な姉妹なの…それしか選択肢がないのかも知れませんがお互いに大切に出来るのにこんなやり方しか出来ないなんてね。
で、私が素敵に思ったのがアノス家の皆さん。
父のグスタさんですが息子の為に自分が怪我をしても自慢の剣を仕上げてくれるお父さん。
息子の夢の為に自分が出来る事で手を貸してくれる優しいお父さん。
アノスは魔力が籠らなくてもその剣に込められた強さを証明します。
母のイザベラさんですが強いお母さんです。
強いのは力じゃなく母としての強さを秘めています。
息子が試合会場に現れない時にギャラリーはアノスを見下すような言葉を口にします。
会場中から聞こえる言葉に誰もが口を閉じて居ました。
アノス派は悔しい思いでしょうが口を開けなかった。
でも、イザベラさんはギャラリー達に言い放つ一言には感動しました。
息子を馬鹿にして笑う奴らに一言言い放ちます。
それは息子を信じてるから息子を大切に思うから、大勢相手にたった1人で。
これは簡単な事ではありません。
もしかしたら逆ギレした奴から攻撃され危害を加えられるかもしれない、もしたから自分も馬鹿にされるかもしれない、それでも立ち上がります。
そんな両親の気持ちのバトンを受け継いだアノスは対戦相手の元に足を進めます。
イザベラに関してはもぅ一つありまして試合終了後にアノスを労い自分が重い剣を責任を持って預かると言います。
アノスは母を信じ剣を託すのですが、アノスが負かした純血の皇族の兄の妹であり担任であるエミリアが母を襲います。
エミリアが嘘をついて剣を奪おうとします…セコイですね…
イザベラは普段はポワポワした性格なのですがこの時は譲らない。
信用してくれたアノスの為に責任持って預かると約束したから…どれだけ窮地に陥ろうと…
一方イザベラはもぅダメですね。
彼女が言う純血がなんだと言うのだろう?
純血だから混血を見下していい理由にならないのですが、この世界ではあり前。
なので別口から言うと純血である前に一人の教師でもあるのですが混血だからと生徒に全力をだす先生って…そもそも剣を取り上げないと勝てない時点で色々終わりですよね。
そんなピンチに駆けつけたアノス、彼はブチギレます。
アノスの怒りはごもっともですよねw
そして、アノスともいい勝負が出来るレイ。
彼はアノスの認めるライバルであり友でありますね。
彼は育ての母を精霊病から救う為に戦います。
ですが、このレイに関しては本当に強くアノスも強さを認めるレベルなんです。
そして、レイはこの作品に置いて重要な人物なのです。
レイの登場で薄々とは気づいていたのですが…この展開は予想外でした。
この2人の戦いは本当に凄かったですね。
やっぱりアノスは強いですね(´艸`)*
是非続編あるなら見てみたい作品ですね♪