遊微々 さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
時をかける侍、宇宙に馳せる
P.A.WORKS製作のロボットアニメ。監督を務めるのはDTB等を手掛けた岡村天斎氏。
放送当時キービジュアルが公開された時は「P.A.がロボット?雰囲気は良さそう」という感じを受けました。
ただその後特に話題に上がることも無かったので結局スルーしてましたが、気にはなっていたので今回視聴。
結論、無難に面白い。
侍×ロボット×宇宙という若干狙い気味のSF作品ですが、クロムクロを始めとするジオフレームのデザインは結構好きです。
ストーリーとしては90年代の臭いがする感じで、良く言えばどこか懐かしい、悪く言えば既視感が強い印象。
ぶっちゃけ話の規模が宇宙規模なのに舞台となる場所が一貫して富山の一地方に限られているので、スケールに対してこじんまりした印象がどうにも拭えない。
15話くらいで地球での話終わらせて、残り10話くらい使って宇宙での話に展開した方が良かった気がする。
ただ戦いを通じてキャラクターが各々自分の目標を見つけていく流れは王道なので、全体的にそこまで悪くはないです。
特にラストで剣之介が語っていた「今に生きることを拒絶されたから、未来に生きる」という言葉は響きましたね。
今作で一番良かったのはGLAYの歌う前期OPの『デストピア』
サビのところとかホント神。名曲。最終話で流れた時はテンション上がりました。
総じて悪くない作品ではありましたが、他人に薦めるかどうかで言うと微妙なラインですね。