HAKU さんの感想・評価
3.2
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
自尊心ばかり高い男なのに・・・
何度も何度も切ろうとして、女性キャラの魅力、声優の頑張りによってなんとか最後まで観ました。
この主人公を好きになるのはなぜでしょう。
水原
最初にレンタルされた時、明らかなマイナススタートだったはず。
祖母同士が知り合って、恋人だと紹介したことと、部屋が隣同士というアドバンテージ(?)があったとしても、あんなクズ男にプラスの感情なんて生まれないでしょう。
友人の前で苦し紛れの嘘をペラペラ喋って、その尻拭いを水原にさせといて、水原の体調不良に気づかない・・・。
友人の助け舟で、言葉通り船に乗船・・・の後の救助劇。
それだけが唯一納得できる好きになるポイントだと思います。
それでもなお、嘘や虚栄のオンパレードを間近で見ていて、クリスマスにはストーカーまでされて、好きの気持ちを継続させることができるでしょうか。
水原自身がとても責任感があって、優しい心の持ち主ということが分かりました。・・・が、一人の“お客”に対してここまでするのはどうか。
祖母のことがあったにしろ、手を出し過ぎです。
他にも主人公のような困った客はたくさんいるでしょうに、なぜ彼だけ特別扱いするのでしょうか。
押しに弱すぎる感があります。
だというのに、主人公以外では問題なさそうというのも都合が良すぎます。
レンタル彼女の動機としても、女優目指していて、金稼ぎ&演技の練習とか言っていましたが、それが後々バレたらマイナスイメージにしかならないとか思わないのでしょうか。
るか
心拍数が高くなったから・・・それを持ち出されたら仕方ないですよね。
理由は心拍数なので。
いつまでその心拍数が維持できるのかが最大の問題でしょうか。
もし、心拍数が上がらなくなったら・・・?
それでも、るかちゃんのことだから、恋心は継続するでしょうけど・・・
墨
自分を受け入れてくれる人が現れて、好きの気持ちに・・・?
墨ちゃん可愛いから、たくさんの人が誉めてくれるでしょうに。
レンタル彼女やってるわけだし、指名されることもあったはず。
それなのに、今まで「今日は楽しかった」「またお願いね」とかいう肯定的なことは言われなかったとでもいうのでしょうか。
ちょろいとかの前に都合よすぎです。
麻美
主人公に固執しすぎでは?
バックグラウンドが明かされていないので、もしかしたら何らかの理由があるかもですが・・・
それにしてもな気がします。
少年漫画なので、ある程度のご都合主義展開は仕方ないと思いますが、主人公と水原との偶然的なつながりや、街中でのばったり感が多すぎます。
最終話だって、偶然主人公のバイト先に丁度主人公がバイトしている最中に水原が来たからこそ、るかちゃんに告白するのをやめたわけだし・・・。
ってことは、水原に遭遇してなかったら・・・?
どう考えても、主人公はクズ男だと思います。
あと、自慰行為の描写であったり、妄想シーンだったり、不快感が募りました。
特にティッシュの描写は必要だったのか。
呆れるくらい不快でした。
あと、背景の隅にある謎のクモの巣のような書き込み(?)・・・あれが気になって気になって・・・
悪いことばっかりが出てきてしまいます。
ヒロインの可愛さ、声優さんの演技力がなかったら、最後まで観ることはなかったです。
2期があるようですが、きっと観ると思います。
これだけ不快な演出、主人公なのに観ようと思える作品は初めてかもしれません。
2期は最初から決まっていたのでしょうか。
11話のみの登場と言ってもいい墨ちゃんであったり、あのグダグダな終わり方であったりは、最初から2期が決定していたからこそだと思います。
もしそうではなかったら、ただのモヤモヤアニメで終わっていたと思うし、ストーリー構成が下手すぎだと思わざる負えません。
自分としては分割2期として捉えています。