「放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)」

総合得点
79.1
感想・評価
455
棚に入れた
1593
ランキング
522
★★★★☆ 3.7 (455)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

キュートなJKたちがキュートに・・・

原作知らず。

九州っぽいどこかの熊本っぽいどこかで繰り広げられる、高校の部活を舞台にしたCute Girls doing cu... んー。これdoしてるのは"Cute Thing"かな?結構ちゃんと普通に釣りじゃん。

作画は、静止画として上、動画としては安定品質(それほどリッチではない)という感じです。劇伴も良い雰囲気です。OP/EDも良い感じと思います。

かわいいJKが釣りにはまっていく物語。あまり大きな展開はありませんが、ゆったりと鑑賞するにはちょうど良いと思います。

以下、個人的なあれこれ
{netabare}

― ええ、わたくし「鰺鱒」などど名乗っております。{netabare}
こんなハンドル名乗ってますが、現在は全く釣りしません。時間がとれるようになったら、いつかはフライやってみたいな、と思っています。

子供のころは、父親に連れられて結構釣りしました。それこそ堤防釣りもしましたし、川・湖でルアーやったり、冬には山中湖で張った氷に穴あけてワカサギ釣りとか、山地の水路に仕掛けおいたりとか。中学か高校入ってからだと思いますが、網打ったこともありますね。船での海釣りはしたことがないな・・・そういえば。

今はいただく専門です。鰺は干物もフライも良いですが、やっぱり刺身でいただけるとうれしいですね。鱒の刺身、以前は好きでしたが年をとってからはちょっと・・・重いw。{/netabare}

― いや、わかるけどさ、でもさ、お前ウザイよ。やめたら?{netabare}
鯖折りということばがあります。相撲の決まり手としてもしられていますね。子供の僕が鯖折りという言葉とその意味を知ったのは正に堤防の上で、でした。

いつ、どこだったかはちょっと忘れましたが、どこかの堤防でサビキでサバ釣りしました。タイミングが良いと、サバさん恐ろしい勢いで釣れます(今はどうなんだろう・・・?)。投げる(っていうかおとす)その途中でかかるくらい。で、釣り上げたサバを父親が目の前でポキポキやってるわけです。何がとは言いませんが、水鉄砲の引き金をゆっくりと引く感じ?

最初は僕もびっくりしてたんだと思います。でも、命をいただくって、こういうことなんだというのをなんとなく知っていたんでしょうね。嫌だなと思いながらも、がんばって平静を装おうとしていたのを憶えています。装い切れたのかは知りませんが。

で、だ。本作の主人公・陽渚ですが、、、
11、12話の段階で成長したとはいえ、エサ付けやとどめを刺すことに対する「いやいや」描写が強すぎ&長すぎて不快でした。自分で「釣りする」と決めたんだから、割り切れよ。嫌だの何だの言ってんじゃね―よ、という感じです。前述のような環境で育ってしまった僕からするとイライラのし通しでした。あ、たぶん僕、佐藤くずまさんライクな「男女平等主義者」です。JKだろうが、かわいかろうが、うざいものはうざい。

皆さんのレビューを拝見するに、本アニメ作品は原作既刊のかなりの部分を消化しているらしく、そのため、話の順番を変えたりする余裕がなかったのかなとは思います。とはいえ、12話編成のアニメ作品としてみた場合、主人公の成長が最終盤まで見られない&うっとうしい描写が続いた点には正直嫌気を憶えました。

実はこれ、着衣水泳の時の大野先輩にも感じてました。どっちかを諦めろよ、と。{/netabare}

― △には、届かないかな。{netabare}
Cute Girls doing something ガチ、なアニメとしては、やはり「ゆるキャン△」を意識してしまいます。

決して本作が駄作だとは思いませんが、△と比べてしまうといろいろな点で遠く及ばないかな、と思ってしまいました。

本作は劇伴も良い雰囲気だし、風景を描く作画もなかなか見応えがあります。でも、「それぞれは」止まりだと思います。△はそこに加えて「画を曲にはめる」演出がそこかしこに用いられ、互いの相乗効果で曲の転調とシーンの切り替えの印象をより強く表現していました。本作にもそのこだわりがもしかしたらあったのかもしれないけれど、僕にはわかりませんでした。

物語面について、△は二人の主人公の成長・変化と、互いに付かず離れず・でも共にいるという関係性が物語の屋台骨を形成していました。ただキャンプして飯テロしているだけの作品ではありませんでした。本作は、主人公の変化・成長(@最終盤)はあるものの、全体としての人間関係、ひととひとの相互作用という面では弱い物語にとどまってしまったかな、と感じます。{/netabare}

{/netabare}
[2020/09/26 v1]
[2020/09/27 若干修正]

投稿 : 2020/09/27
閲覧 : 400
サンキュー:

40

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