ミュラー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
奇抜なファッションは何のため?
アメリカ大陸横断レースと聞けば、だれでも思い描く?チキチキマシン猛レース。
事前のPV見れば誰もが思い浮かべるし、山あり谷ありのコースでデッドヒートを繰り広げるんでしょうと、期待すると思うのだが、そうではなかった。
レースそのものはピクニックかよという、ほのぼの展開。
最後の直線だけ接戦にしたけど、レースとしての緊張感は皆無。
ストーリー的には終盤に殺し屋ギルの本性が出てきて緊張感が増し、結局レースの仲間達vsギル一味の構造に。
まあ、そういう展開ならそれはそれで良いのだが、ギルの行動原理がさっぱり。
時代背景から言っても、何かしらのビジョンを持って行動するのでは?
悪役にもそれなりの魅力があってこそだと思うのだが、鉄道会社の回し者として行動しているとしたら、ギルが単なる小物にしか見えないのが残念。
序盤からかなり期待を持って見ていたし、レース仲間の結束もうまく描いていただけに、全体の印象として、今一歩という感がぬぐえなかった。