プラ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
「ハーレム的学園ラブコメ」の元祖?
今となっては
「男主人公の周りにはたくさんの女の子がたくさんいて」
「女の子はみんな男主人公に好意を持っていて」
「いろんな困難を乗り越えて関係を育んでいく」
ようなアニメはいくらでも存在するが、その草分け的な存在と言ってもいいかもしれない。
とりあえずハッピーエンドに終わるご都合主義的な展開とか、男主人公がとにかく鈍くて優柔不断なところとか。登場する女の子のキャラ付けがはっきりしているところとか。学園ラブコメの特長の源流であると感じた。20年前のアニメということだが、そういった意味ではとても懐かしさを感じた。
さて、内容はというと・・・主人公の景一郎が「約束の女の子」と東大合格をめざすという話。
ひょんなこと(←!?)から女子寮の管理人になった景一郎は、東大合格をめざす浪人生。二度の受験に失敗し、現在2浪中・・・そんな余裕のない人間(しかも最難関をめざす人間)が、管理人なんて務まるのかというツッコミはおいておいて・・・小さい頃に「ある女の子」と交わした約束を果たすために、何浪してでも東大に入らなければならない。東大をめざしている割には、寮の女の子とドタバタ・ラッキースケベを繰り返している。(なんて憎たらしい!!)
寮には、一緒に東大をめざす高校生の「なる」・謎の外国人「カオラ・スゥ」・キツネと呼ばれる大人の女性「みつね」・剣道を極める大和なでしこ「素子」・景一郎にひそかに恋心を抱く家出少女「しのぶ」の5人が住む。メインヒロインはなる。一緒に東大をめざすうちに、景一郎のことがだんだん好きになっていくという展開。
景一郎が幼少期に一緒に東大に行こうと約束した女の子がいったい誰なのか。
なるも東大に行くことを約束した人がいるらしく、最初はなるが「約束の女の子」だと思っていたが、のちに違うことが判明。それでも、同じ屋根の下に住む者どうし、一緒に東大に合格しようと誓う。
しかし、途中で約束の女の子らしき女性に出会う。同い年で浪人中の「むつみ」で、幼少期に景一郎と関わりのある女性。状況証拠や記憶から、むつみが約束の女の子である可能性が濃厚になっていく。ただ、それになるは「なぜか」嫉妬する。
むつみさんはなるの気持ちを引き出させるためだろうか、自分が約束の女の子ではない事実をあえて告げずに、なるをけしかける。
最終的には、なるが景一郎にキスをして、なかば告白のような行為で気持ちを伝えたところで、むつみさんが約束の女の子ではなかったことが判明し、ストーリーは終わる。
次の東大受験をむかえないまま、アニメは終わってしまった。約束の女の子も結局誰なのか判明せず・・・
・・・・なんて、真面目にレビューしてみたけど、そんなに真剣に見るようなアニメでもないw