セシウス さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
意外なくらいの大団円
原作は未読です。化物語→偽物語→猫物語(黒)→セカンドシーズン→憑物語→終物語→暦物語と見てきてこの作品でようやくひと区切までたどり着きました。
これまでの主人公の行動が、かえってトリックスター的な動きになって話をややこしくしてしまっていたということがこの作品で見えてきます。しかしオーラスで主人公がとったまたしても予想外の行動が、想定以上のハッピーエンドにつながりました。全体を見渡すと山あり谷ありでしたが最後スッキリとした良いシナリオだったと思います。
メインヒロイン5人と主人公との関係が一様でないのも特徴ですね。主人公と関わって助かったのが2人、主人公と関わったせいでひどい目にあったのが2人、プラスともマイナスとも言えないものの立場が激変したのが1人。でもラストでは全員明るい方向に向かっているように見えてよかったです。
最初の頃は画面がとても見づらかったのですが、この作品ではほとんど気になりませんでした。改善したのかこちらが慣れてしまったのかよくわかりません。
BGMは相変わらず力が入っていてED曲は雰囲気の良い曲だと思います。
全体を通してかなり時間がかかりましたが見て良かったと思える作品でした。